クラウド型予約システム徹底比較

予約システムのセキュリティは?選定ポイントやおすすめ

公開日:2018.07.05 更新日:2022.11.29

Web上にはハッキングなどの悪意のある攻撃に満ちています。
特に予約システムの導入を考えているなら、顧客情報を守るために、セキュリティレベルの高いものを選びましょう。

そこで今回は、失敗しない予約システムを選ぶポイントや、おすすめの予約システムについて解説します。

社内でできるセキュリティ対策についても触れているので、予約システムの導入を考えているなら、是非参考にしてみてください。

顧客情報を守るセキュリティの重要性

予約システムの導入を考えているなら、まずはセキュリティの重要性を理解しましょう。
顧客情報を守るためにはセキュリティ対策が重要です。
特に、予約システムは個人情報を扱うため、情報漏洩につながる恐れがあります。

ここでは顧客情報を守るセキュリティの重要性について以下の視点から解説します。

  • Webの仕組みは悪意のある攻撃を想定していない
  • 中小企業や個人も狙われる対象
  • 損害賠償や法令違反になることも

予約システムの導入を考えているなら、まずはセキュリティの重要性を理解しましょう。

WEBの仕組みは悪意のある攻撃を想定していない

元々Web上の仕組みは「内輪での情報共有」を目的に作られたシステムです。
したがって、「情報の搾取やシステムの破壊」などの悪意のある攻撃は、Webには前提条件として考慮されていません。

つまり悪意のある攻撃はWebの脆弱性や欠陥ではなく、本来想定されていないユーザーの行動なのです。
このようなWebの性質を裏手に取った悪意のある攻撃から顧客情報を守るためには、セキュリティ対策がとても重要です。

中小企業や個人も狙われる対象

攻撃の対象になるのは大企業だけだと思っているならそれは間違いです。
大企業は多くの情報を抱えているためセキュリティも頑丈でハッキングの対象に比較的なりにくい傾向にあります。

また、攻撃対象として狙われても頑丈なセキュリティで情報を奪われることが少ないです。
しかし、個人や中小企業は大企業にくらべ抱えている情報は少ないですが、セキュリティ対策が不十分であることが多く狙われやすいのです。

社員のセキュリティに対する意識が低ければ、社員の端末からハッキングされ情報を抜き取られる恐れもあります。
したがって、個人や中小企業こそ厳重なセキュリティ対策が必要です。

損害賠償や法令違反になることも

実際にハッキングなどで顧客情報が漏洩した場合、以下のような費用が想定されます。

  • 事故対応にかかる費用
  • 損害賠償
  • 利益損害

これらは一例に過ぎませんが、顧客や取引先への影響が多い場合さらにコストがかかります。

過去に某大手企業が、およそ5万人分の顧客情報を漏洩した事件がありました。
その際、顧客の指名、電話番号、住所、年齢などがWeb上に流出してしまい、1人当たり慰謝料30,000円及び弁護士費用5,000円を命じられたケースもあります。

このように、顧客情報の流出は顧客に迷惑をかけるだけでなく、自社にも相当な被害が及びます。

また、2022年4月に改正個人情報保護法が施行されました。
内容は個人情報が漏洩した場合、個人情報保護委員会への報告の義務化です。

そして、個人情報保護委員会からの命令違反などの罰金が、30万円以下から1億円以下に引き上げられ、より情報漏洩に関する法律が厳しくなっています。

店舗や社内でできるセキュリティ対策

顧客情報を守るセキュリティの重要性について分かったところで、次は店舗や社内でできるセキュリティ対策について解説します。

社内での意識レベルを上げる

最初に行うべきなのは社内でのセキュリティに対する意識レベルをあげることです。

たとえ厳重なセキュリティを実装したとしても、社内でのセキュリティに対する意識が低ければセキュリティのレベルも同じく下がることも考えられます。
したがって、社内でのセキュリティに対する教育や具体的なマニュアルを制作し、社員全員のセキュリティに対する意識をあげる必要があります。

公開鍵暗号を使う

公開鍵暗号はセキュリティ対策の基本です。

Webサイトのフォームの内容やメールのやり取り、ECサイトでのクレジットカードの情報などの重要な情報は第三者に取られてしまうと顧客情報が漏洩してしまいます。
そこでそれらの情報を盗まれないようにするのが公開鍵暗号です。

実際に公開鍵暗号は多くのWebサイトで利用されており、https://で始まるSSLと呼ばれる暗号化がその代表例です。
実践が簡単で、なおかつ第三者の解読が難しいため、大企業をはじめ多くの企業が導入しています。
すぐできる対策を考えているなら公開鍵暗号はおすすめです。

公開する情報を見直す

企業情報ページは、基本的にトップページの次に閲覧回数が多いです。
自社と取引を考えている企業の担当者や一般ユーザーは、企業と取引を考える際に企業内ページをチェックします。

社内の雰囲気を伝えようとするあまり、従業員の個人情報の保護がされていないホームページも多々あります。
写真を掲載する際は、セキュリティの観点からも事前に本人の了承を取るべきです。また、個人への直接連絡先の掲載は避けましょう。

そして、メールアドレスの掲載にも注意が必要です。
イベント告知や採用窓口で、宛先に担当者個人の名前とメールアドレスが公開されているケースがあります。

外部に公開されているメールアドレスが多いほどマルウェアなどを送りつけられる対象が増えるので危険です。
原則的に外部に公開するメールアドレスについては、個人のものを避け、各々の目的にあわせた公開専用のメールアドレスを用意しましょう。

高いセキュリティ対策を行っている予約システムを選ぶ

予約システムの導入を考えているなら高いセキュリティ対策を行っているものを選びましょう。
自社のみでセキュリティ対策をするにも限界があります。

顧客情報を扱うような企業は、ハッキングなどの悪意のある攻撃の対象になりやすく、セキュリティ対策が充実している予約システムを導入すれば、自社でのセキュリティ対策により厚みが生まれます。

失敗しない予約システムを選ぶポイント

予約システムを選ぶ際、セキュリティ対策に力を入れているかがとても重要になります。
顧客情報を扱うため、もし漏洩してしまうと自社の信頼が落ちてしまい、顧客にも被害が及ぶからです。

予約システムに選びに失敗しないためにも、どのようなセキュリティ対策をしているか調べましょう。

見るべきポイントは以下の通りです。

  • SSL・AWSに対応しているか
  • ISMS認証を受けているか
  • ISMSクラウドセキュリティ認証を受けているか

ここでは、各ポイントについて解説します。

SSL・AWSに対応しているか

SSLは、上述したhttps://から始まるURLのことです。
暗号化されていないページであれば第三者からの情報漏洩が危惧されます。

しかし、SSLを導入していれば情報は全て暗号化されているので、第三者の解読が難しくセキュリティ対策にはうってつけです。
また、同時にAWSに対応している予約システムを選びましょう。

AWSとは、amozonが運営する世界で認められたセキュリティ対策を誇るクラウドサービスです。
AWSはセキュリティへの継続的な投資を行い、24時間365日対応可能と、セキュリティ対策に特に力を入れています。
したがって、AWSを利用している予約システムは、それだけでセキュリティに安心感があります。

ISMS認証を受けているか

財団法人・日本情報処理開発協会(JIPDEC)が定義した評価制度です。
この評価に合格した予約管理システムのセキュリティマネジメントシステムは、信頼できるレベルに達している証明になります。

諸外国からも信頼を得られる情報セキュリティレベルが基準なので、認証を受けるのは難しいです。
ISMS認証を受けている予約システムのセキュリティレベルはとても高いと言えるでしょう。

ISMSクラウドセキュリティ認証を受けているか

予約システムにはクラウド型もあります。
自社で管理することに対して不安を感じる方にはクラウド型がおすすめです。
ISMSクラウドセキュリティ認証は経済産業省を中心として作られたガイドラインに沿った認証制度です。

評価基準はとても高く、認証を受けている予約システムは信頼できると言えます。
もしクラウド型の予約システムの導入を考えているなら、ISMSクラウドセキュリティ認証を受けているものを選びましょう。

セキュリティが信頼できる予約システム5選

ここまでは予約システムの選び方について解説しましたが、実際にセキュリティが信頼できる予約システムについてご紹介します。

  • 各システムの特徴・信頼性
  • セキュリティレベル
  • 料金
  • 無料プランの有無

などの項目からおすすめの予約システムを5つご紹介します。

RESKA

ResKaは顧客管理に特化しています。
多機能で難しい操作が一切なく、操作性は抜群です。

顧客管理において必要な項目は、企業や地域、または店舗によって違います。
ResKaはパーツを組み合わせたオリジナルの記録シートの作成が可能です。

予約管理とともに顧客管理も一括で行えるため、顧客情報の管理や整理に手間がかかりません。
また、これまで別の形式で顧客情報の記録システムを利用していた企業でも、CVS形式のデータでアップロードする方法で、顧客情報の取り込みを行えます。

セキュリティ対策はSSLや世界最高峰のセキュリティを保持するAWSの利用により、非常に高度なセキュリティレベルを保っています。
セキュリティや機能を重視したいのであればResKaがおすすめです。
支持率も86%を誇っており、実績も十分です。
 

項目 内容
料金(月額) トライアル:0円・PlanA:27,500円・PlanB:33,000円・PlanC:44,000円
ISMS認証
ISMSクラウドセキュリティ認証
無料プラン

 

リザエン

リザエンは予約の受付から顧客管理機能までをセットにして提供しています。
200業種以上のあらゆるビジネスシーンで活用でき、大企業から中小企業まで幅広く実装しています。

セキュリティも高い水準で、ISMS認証を受けていますが、ISMSクラウドセキュリティ認証は受けていません。
料金は良心的で月額利用料1万円~、初期費用2万円~となっており始めやすいです。

また、標準機能では対応できないカスタマイズをお願いしたい場合、専門のエンジニアが要望を聞き、導入までサポートしてくれます。

 

項目 内容
料金(月額) ビジネス版:10,000円~・エンタープライズ版:要問合せ
ISMS認証
ISMSクラウドセキュリティ認証 ×
無料プラン

 

RESERVA

RESERVAは3分で設定が完了し、すぐに予約受付が完了します。
操作性もとてもシンプルで魅力的です。

また、予約受付から集客までをすべて自動化し効率化が見込めます。
個人事業主から大企業までが実装しており、細かなカスタマイズも可能であらゆるビジネスシーンで活用できます。

セキュリティはISMS認証、ISMSクラウドセキュリティ認証をともに受けており、信頼できます。

 

項目 内容
料金(月額) フリー:0円・シルバー:6,600円・ゴールド:13,200円・エンタープライズ:25,300円
ISMS認証
ISMSクラウドセキュリティ認証
無料プラン

 

STORES予約

STORES予約は、日程調整から予約管理までの全ての業務を自動化できる予約システムです。
スマホやタブレットでも簡単に操作が可能で、予約の確認がスムーズに行えます。

都度カード決済や月謝、回数券などをまとめて管理できるので、ユーザーに喜ばれる仕組みの導入が可能です。
セキュリティに関しては、ISMS認証を受けているので安心ですが、ISMSクラウドセキュリティ認証は受けていません。

 

項目 内容
料金(月額) フリープラン:0円・ライトプラン:8,778円~・スタンダードプラン:26,378円~・プラチナプラン:66,000円~
ISMS認証
ISMSクラウドセキュリティ認証 ×
無料プラン

 

EIPRO

EIPrOは24時間予約受付が可能で効率化が見込めます。
また、サービス単位で予約した顧客一覧を確認でき、顧客一人ひとりの予約履歴の確認や問い合わせ履歴の管理もスムーズに行えます。

20日間の無料お試しプランもあり、まずは試してみたいといった方にもおすすめです。
また、セキュリティ認証は受けておらず、各社でのセキュリティ対策が必要です。

 

項目 内容
料金(月額) ネオプラン: 7,700円・プロプラン:14,300円・プレミアムプラン(プロプランからの移行で要問合せ)
ISMS認証 ×
ISMSクラウドセキュリティ認証 ×
無料プラン

まとめ

Web上にはハッキングなどの悪意のある攻撃が今も起こっています。
いつ攻撃に晒されるかわからないので、セキュリティ対策はしっかりと行わなければなりません。
特に予約システムの導入を考えているなら、セキュリティレベルが高いものを選びましょう。

ISMS認証やISMSクラウドセキュリティ認証を受けている予約システムであれば、セキュリティレベルはかなり高いです。
ISMS認証、ISMSクラウドセキュリティ認証の2つを受けている場合、セキュリティレベルは業界屈指となります。
また、機能が充実しているものだと、予約システム本来の役割もしっかりと果たしてくれるでしょう。