【2024年版】予約管理システム比較

無料でLINE予約システムを自作!その方法と注意点を徹底解説

公開日:2022.12.28 更新日:2024.01.05

国内最大手のSNSツール・LINE上で、簡単操作の予約システムを構築するのは魅力的です。
スマホだけでラクラクの予約対応をしている店舗も増えています。

そこで、できれば無料で使える予約システムなら良いのにと考えている方もいることでしょう。
今回は、無料でLINE予約システムを構築する方法についてご紹介します。

LINEだけの場合や無料で自作するか連携アプリを使うか、それぞれの特徴や導入ポイントを詳しく解説します。

LINE公式アカウントなら無料で予約システムが設定できる

国内ユーザーが9,200万人(日本人口の70%をカバー)を超える国内最大のSNSツール・LINE上で、無料の予約システムを立ち上げたいと考えている人は多いことでしょう。

LINE公式アカウントを活用すれば、集客力アップの予約システムが構築できます。

簡単な予約の受付けやキャンセル対応、リマインドメールなど、スタッフの手作業になりますがLINE公式アカウントに付随された機能を利用して手軽に予約管理が行えます。

LINE公式アカウントがあれば無料で予約が受けられる

まず初めに確認しておきたいことですが、LINE公式アカウントには予約機能がありません。
そのため、LINE公式アカウントで無料の予約対応を行うには、次の2つの方法を利用します。

トークで予約の連絡を受ける

LINE公式アカウントのトーク画面に表示される「LINEで予約」では、LINEユーザーからのオンライン予約が受けられます。

「LINEで予約」はトーク画面の「検索」機能より、飲食店などのジャンル選択で最寄りの店舗が検索できます。
そこに『予約ボタン』の設定で、その場で予約申し込みができるようになります。

*「ぐるなび」連携など、人気の高い予約サービスが利用できる

チャットやリッチメニューなどから自サイトの予約システムへ遷移させる

LINEのチャットから特定のユーザーに向けて予約ページへ遷移させる方法もあります。

あらかじめ自サイトに自作で予約システムを立ち上げて、『予約フォーム』に自社の予約ページのリンクを貼り付けておきます。

メッセージを読んだユーザーは、この『予約フォーム』のボタンから簡単に予約ページへアクセスして予約申し込みできるシステムです。

なお、この『予約フォーム』の設定は、プロフィールやリッチメニューにも設置できますので、広くLINEユーザーを集客できるでしょう。

*無料で予約サイトを用意するには、自作が無料ソフト・アプリを利用するのが前提

LINE公式アカウントの予約には予約管理・自動化の機能がない点に注意!

LINE公式アカウントには予約を管理・自動化するといった、一般のWEB予約システムに備わっている機能が用意されていません。

先の述べた通り、ユーザーからの予約は手入力で処理します。

カレンダー予約機能や自動メール配信、オンライン決済機能などは、あらかじめ自作した予約ページや既存の予約システムを『予約フォーム』でリンク表示させる必要があります。

ただし、LINE公式アカウントに用意されている次の機能を適切に連携させることで利便性をアップさせることも可能です。

  • オーディエンス・ステップなどのメッセージ配信
  • ショップカード
  • クーポン
  • リッチメニュー
  • チャット
  • リサーチ
  • LINEコール
  • ポスター
  • プロフィール
  • メッセージテンプレート
  • 自動応答
  • 友だち追加広告

なお、LINE公式アカウントの利用には料金がかかります。
無料のプランは、以下のように利用の条件が低く設定されている点に注意してください。


*引用:『LINE公式サイト』

これらの機能を手動で使いこなすか、あらかじめ連携できるようにプログラミングすれば、無料で効率の良い予約管理ができるでしょう。

無料でLINE予約を導入する方法

では、無料でLINE予約を導入する方法について説明します。

LINE公式アカウントの開設

繰り返しますが、『LINEで予約』などの予約関連の機能を利用するためには『LINE公式アカウント』の開設が必要です。

取得方法は『LINE for Business』のサイトから行います。
サイト内にある「LINE公式アカウントの開設」から取得してください。

      1.LINE公式アカウントのアプリをダウンロード
      2.LINE Business IDを無料登録する
      3.必要事項の登録、認証済みアカウントの申請
      4.アカウント作成完了

    作成完了後、そのままログインすればすぐに使えるようになります。

LINE公式アカウントで自作や無料の予約システムを連携させる

予約システムのリンクをプロフィールやリッチメニューなどに設定するのは、以下の通り簡単です。

(例)リッチメニューに設定する
1.リッチメニュー画面よりテンプレートや背景画像を設定する
2.アクション設定で予約を選び、リンクのところに予約ページのURLを貼り付ける

これで予約ボタンの設定が完了です。
自作などによるWEB予約システムをリンク付けすると、無料でLINE上に自動化された予約管理・顧客管理が設定できます。
なお、LINEユーザーからの予約申し込みに対しては、自動で予約完了通知「LINEで予約お知らせ」が送信されますので、予約忘れや直前キャンセルのリスクも軽減できて便利です。

無料で使えるLINEの予約システムのメリット・デメリット

圧倒的な国内ユーザー数を誇るSNSツール・LINEには、『ぐるなび』など店舗加盟数の多いサイトと連携させる便利な予約システムの構築が可能です。

しかし本来の予約機能をもたないSNSプラットフォームであるため、無料で予約システムを構築するためにはメリットと合わせてデメリットの確認が必要かもしれません。

メリット

  • LINEの圧倒的なユーザー層がターゲットとなる、集客力の高い予約システムが構築できる
  • 『友だち』を中心にリピーターを大幅に増やす可能性がある
  • 必要な機能のみを選んで搭載することができる(自社ニーズに最適な予約システムが作れる)
  • 常用するユーザーが多くてメッセージの開封率が高い、一般の予約ツールよりも「予約する」という行動を促しやすい

一般的な予約では、わざわざお店のHPを開くよりもランキング・サイトなどの情報ページからダイレクトに行えるシステムの方がアクセスが多いものです。

国内で日常的に使用されてLINEであれば、「予約する」という行動喚起が促されやすくなります。

また、LINEには年齢・性別を問わずに万遍なくユーザーがいるのも特徴です。

このようなメリットを活かすために、自作か既存の予約システムを連携させて自動化すると良いでしょう。

デメリット

  • LINEユーザーのみのターゲティングに限定される
  • 拡張機能がない場合は、予約管理を手入力で行わなければならない
  • 予約管理・顧客管理までを自動化するには拡張機能の追加が必要
  • 無料プランには上限があり、店舗によっては容量不足となる
  • システムを自作する場合は専門的なプログラミングの知識・スキルが必要で、実用性のあるシステムに仕上げるためにはかなりの時間と手間がかかる

予約機能を持たないLINEでは、十分な拡張機能を連携させなければ手入力が大きな負担となることでしょう。

例えばWEBの予約ページには、カレンダー予約機能が備わっていた方が断然便利ですが、LINEだけではカレンダーとの連携ができません。

つまり、予約が入る度にスタッフが手作業で空き状況を入力しなければなりません。

スタッフの手作業が負担になることはもちろん、受付ミス・入力ミスなどでお客に迷惑をかけるデメリットもあります。

他にも自動メール送信や予約データの分析・フィードバックの機能などを備えることで、WEBマーケティング上の効果アップにつながります。

これらの機能を装備させるためには、高いプログラミング知識・技術をもって自作しなければなりません。

あるいは、有料の予約システム(無料トライアルなどもある)を連携させる必要があるでしょう。

また、いくらユーザー数が多いLINEとは言え、ターゲット層がLINEユーザーに限定されるのもデメリットです。

さらに商品・サービスの購入予約をLINE上で行うユーザーとなると限定的で、他のSNSを含めてWEB上全体で予約システムを構築する方が有益と言えます。

無料のLINE予約における課題の解決にはクラウド型予約システムがおすすめ!

LINEによる予約システムの構築では、無料で行う場合のハードルが高いこと、自作システムや有料の予約システムとの連携が課題になるでしょう。

なお、LINEユーザーだけのターゲティングで十分なのかどうかもポイントです。

そこで前述の課題を解決する方法として、全てのWEBツール上で展開できる予約システムを準備し、それをLINE公式アカウントのプロフィールやチャット、リッチメニュー上に設定する事をおすすめします。

用意する予約システムは、しっかりと自社ニーズをカバーできるクラウド型予約システムが良いでしょう。

無料サービスに限定せず、利用者も店舗側にも利便性・利益製の高い予約システムを選び、
自サイトを中心として、あらゆるWEBプラットフォーム上に設定するわけです。

ここで、LINE予約でも利用メリットの高いクラウド型予約システムを3つご紹介しておきます。

ワンストップで予約管理・顧客管理ができるRESKA

予約対応はワンストップで簡単な申し込みが一番!ResKaならだれでも簡単申し込みの予約フォームが設定できます。
記入が面倒でネット予約をやめてしまうケースは意外と多いといいます。
そんなリスクが回避できるResKaをLINEと連携させるのがおすすめです。

〇オールインワンのクラウド型予約システムResKaのおすすめポイント

①ワンストップで全て管理(予約管理と顧客情報を同時に記録管理)
利用者が記入した情報を全て一括でクラウド上に保存します。

リアルタイムでの予約状況が反映されるため、利用者の方はじぶんの都合を優先させて安心して予約申し込みができます。

もちろん、予約申し込みの情報(利用状況と顧客の個人情報)をひとつのソフトで自動保存・データ処理するために予約ミスがいっさい回避されて、スタッフの作業も大幅に削減します。

②予約枠の設定が自在にカスタマイズできる
カレンダーの予約枠設定が自在にカスタマイズできます。
時間単位から複数の枠設定もOK!枠ごとで予約の条件設定がカスタマイズできるのはとても便利です。

③あらゆるデバイスからアクセスが可能
PC・スマートフォン・タブレットなど、どのWEB端末からでもアクセスできます。またSNSのツールとの互換性も高く、LINEとの連携も効果的です。

④万全のセキュリティー
個人情報の保護はネット上の営業活動の最重要課題です。
ResKaは世界最高峰のセキュリティシステムを保持するAWSをサーバーに使用しています。
情報はすべて暗号化され、ハッキングが難しいシステムを構築しています。

〇料金プラン

初期費用

0

トライアル

0

お試しで1カ月間の無料サービスがある
Plan A~

27,500円/月額(税込)

Plan Aはスタッフ数 1~3名に向けた予約システム

予約管理・顧客管理の機能が充実している

LINE+STORES予約

クラウド型予約システムで人気のあるSTORES予約では、LINEユーザーに特化したプラン・LINE×STORES予約をリリースしています。

〇STORES予約のおすすめポイント

①LINE上の予約ボタンでカレンダー予約が可能
ごく簡単なカレンダーですが、空き枠を表示して予約受付ができます。

②予約確定やリマインド案内もLINEで完結
友だち登録のユーザーに、LINEで予約確定やリマインド案内などを自動配信します。
これで来店率アップが期待できます。

③顧客管理・グループ&指名・予約・キャンセル振替・事前決済/など、予約機能が豊富
クラウド型予約システムとして基本の機能が備わっています。

〇料金プラン

初期費用

0

 
フリープラン

0

月間予約数:100
ライトプラン

8,778/月額(税込)

月間予約数:200件

LINE×TOL

TOLlは個人事業主向けのクラウド型予約システムアプリで、スマホ一つでネット予約が管理できます。
〇LINE+Tolのおすすめポイント

①無料でLINE公式アカウントの予約機能を追加できる
LINE公式アカウントのリッチメニューに設定するだけで、簡単に予システムが追加できます。

②予約情報をクラウドで一元管理できる
ネット予約はもちろん、電話予約や来店による予約も、簡単にクラウドで一元管理できます。

〇料金プラン

初期費用

0

 
Starterプラン

0

予約管理機能・ネット決済機能・各種メール自動送信機能など
Businessプラン

3,180円/月額(税込)~

オプションメニュー機能・SNSリンク設定など

まとめ

無料でLINE予約を活用するためには、自サイトに自作の予約システムを構築し、それをLINEに連携させることが効果的です。

しかし、自作するには高いプログラミング知識・スキルが必要で誰にでもできるわけではありません。
そこで実用性の高いクラウド型予約システムを利用して、それをLINEとリンク付けするのがおすすめです。
自社ニーズを優先する場合は、無料サービスにこだわるよりも機能・サービスが充実したプランを選びましょう。

予約対応をWEB全体に広げるつもりで、利用メリットのある予約システムを導入するのが売り上げアップの近道になります。