【2024年版】予約管理システム比較

飲食店の予約システムおすすめ5選!特徴や選び方を解説

公開日:2024.06.25 更新日:2024.06.25

飲食店を経営していると、必ず出る「予約」の問題。

どうしても人的なミスが起きやすく「接客中や営業時間外の受付ができない」「聞き間違いによるミスが起きる」「キャンセルや変更の対応に追われる」などのトラブルが頻発してしまいます。

それをかんたんに解決できるのが飲食店専用の「予約システム」。
予約の自動化だけでなく、顧客のデータ管理まで行えるのが特徴です。

ここでは、飲食店の予約システム導入のメリットを解説します。
おすすめの予約システム5選と選び方のポイントも紹介するので、ぜひチェックしてください。

飲食店の予約システム導入のメリット

飲食店の予約システムは、予約から顧客管理、売り上げ分析まで一気に行える便利ツールです。
導入するメリットは大きく5つあります。

  • いつでも予約受付できる
  • 人為的な予約ミスを防げる
  • 売上管理・分析が自動でできる
  • 従業員の負担を軽減できる
  • 集客やリピーター作りの施策立案の時間を確保できる

以下、順に解説していきます。

いつでも予約受付できる

営業中や時間外を問わず、いつでも予約受付できます。

例えば、飲食店は営業時間前に食材の仕込みが必要で、非常に忙しいです。
電話に出られないお店も多く、予約の電話は対応時間が長くなりがちのため仕込み時間が減ってしまうでしょう。

夜遅くまで営業している飲食店であれば、お昼前後の電話対応は非常に困難と言えます。

予約システムを導入すれば、お店の営業時間や忙しさに左右されずにいつでも予約受付が可能のため、休んでいる間も利益につながる対応が可能です。

また、顧客側も都合のいいタイミングで予約やキャンセルができるため、利便性が高まります。

人為的な予約ミスを防げる

飲食店で接客しながら予約を手動でとるということは、並行してさまざまな業務を行わなければなりません。

本来丁寧に行う必要がある接客が手抜きになってしまったり、逆に予約メモを取り間違えてしまったりというミスにつながります。

とくに発生しやすい人為的なミスは、日時や人数などです。
もし一度でも飲食店で予約ミスが起これば、顧客はその飲食店を二度と利用しないかもしれません。

ミスは顧客からのクレームにつながり、店の大きな損害となり得ます。

予約システムを導入すれば、システムが自動で全て作業を行ってくれるため、飲食店業務に影響を与える可能性が低くなります。

人為的な予約ミスを防げるので、顧客からの信用度を落とすリスクも減るでしょう。

売上管理・分析ができる

予約システムを導入すると売上管理や分析が容易にでき、飲食店が抱える問題点に気づけ、解決に向けたアプローチができます。

予約履歴や顧客データなどがデータベースに蓄積されることで、経営状態のリアルをかんたんに把握できます。

例えば、一番顧客の多い時間帯やリピーター率、人気メニューや回転率など、飲食店ごとに求めるデータを割り出せ、ターゲット層にうまくアプローチできているのかの判断や、現在の店の課題を洗い出せるでしょう。

1から手動で管理すると、正確さにかけるデータとなることが予想できる上、相当な手間もかかります。

売上管理や分析の面でも、飲食店向けの予約システムの導入はメリットが大きいでしょう。

従業員の負担を軽減できる

従業員が電話予約の対応やそれに伴う予約管理をしなくてもいいので、負担を軽減できます。

例えば、できた料理を運ぶ際に予約電話がかかってくると、料理提供の遅延や機会損失につながりかねません。

大きな飲食店では人員でカバーできますが、小~中規模の飲食店では難しいでしょう。

電話対応が少なくなると、本来の業務に集中できるようになるのでサービスの質も向上します。

従業員のストレスも軽減されます。
予約システムの導入は、従業員の満足度をあげることにもつながるのです。

集客やリピーター作りの施策立案の時間を確保できる

予約システムの導入により、集客やリピーター作りの施策立案の時間を確保できるようになります。

特に、予約管理や電話対応に多くの時間を費やしていた場合は、その効果は顕著です

顧客データを分析し、リピーターを増やすため戦略的な業務に時間を割けば、店舗のマーケティング戦略ができます。

飲食店にあると便利な予約システムの機能

予約システムの効果を発揮するには、特に重要となる機能があります。

これら7つが揃っていることで、飲食店は運営の質を大幅に向上させることができます。

  • 顧客データをカスタマイズして管理できる
  • 多店舗経営に対応している
  • これまで蓄積した顧客情報も一元管理できる
  • 営業メールやクーポン配布ができる
  • ネットと電話で対応できる
  • 予約確認・リマインダー通知機能がある
  • 売上の分析ができる

以下で順に解説します。

顧客データをカスタマイズして管理できる

顧客データを柔軟にカスタマイズして管理できる予約システムがあります。
さまざまなデータを一画面で管理すると、かえって必要なデータを見落としかねません。

しかし、自分の店舗に必要な情報のみをカスタマイズすることで、より使いやすいシステムにすることが可能です。

効率的に顧客データをカスタマイズして、顧客満足度の向上につなげましょう。

多店舗経営に対応している

多店舗経営に対応できる機能もあります。

多くの店舗を経営している飲食店の場合、お店ごとにメニューやイメージを変えていることもあるでしょう。

店舗の数だけ予約システムを契約するのはコストや管理の手間もかかります。

多店舗経営に対応できる予約システムであれば、店舗ごとに最適な予約システムを1つのシステムで管理できます。

該当の店舗やスタッフを選ぶ機能もあるので、すばやく予約を確認できるでしょう。

経営者側は予約の全体像を把握できるので、マネージメントに費やす時間の削減につながります。

これまで蓄積した顧客情報も一元管理できる

顧客の情報や来店履歴を一元管理し、リピーターの獲得や特別なサービスの提供に役立てます。

顧客の名前や連絡先、過去の来店履歴、誕生日など、細かなデータを蓄積できれば、次回来店時のサービス向上に役立てられます。

なお、顧客情報は必要項目をカスタマイズして記録することをおすすめします。

お店のサービスやコンセプト、今後提供を考えているサービスなどから、必要な情報をピックアップしてください。

例えば、食物アレルギーの情報記録することで、飲食店を利用しにくかった顧客のリピーターや顧客に合わせたサービスを提供できるでしょう。

営業メールやクーポン配布ができる

営業メールやクーポンを自動で配布できる機能があれば、再来店を促すことができます。

顧客情報から個別にメッセージを送信できるため、再来店の促進と顧客満足度の向上を図ることができます。

例えば、誕生日などに特別なメッセージや割引を送ることも可能です。

手作業ではできなかった、きめ細やかなサービスも実現できるでしょう。

ネットと電話で対応できる

ネットと電話の両方に対応できる機能も飲食店も支えてくれます。

多くの顧客がインターネットを利用して予約を行う一方で、電話での予約を好む顧客も少なくありません。
また、事前に伝えておきたいことがある場合は電話での予約のほうが、利便性が高くなることもあります。

ネットと電話の両方に対応できる予約システムを導入することで、幅広い顧客ニーズに応えることができます。

予約確認・リマインダー通知機能がある

予約が確定すると自動で確認メールを送り、直前にはリマインド通知を送信することで、無断キャンセルを防ぎます。

顧客側が自分の予約を確実に把握できるため、予約日を忘れることが減ります。
このこまめな連絡が店舗に対する信用にもつながります。

さらに無断キャンセルは、直接的な売り上げの減少につながるだけでなく、確保していた席や料理が無駄になることにもつながります。

昨今、無断キャンセルが飲食店業界でも問題になっており、飲食店にとって深刻な損失をもたらしていることがわかっています。

無断キャンセルという損失を減らすためにも、リマインダー機能は大切です。

売上の分析ができる

予約データをもとに売上の分析を自動で行える機能もあります

マーケティングやサービス改善に活用します。

例えば、日別・週別・月別の売上データを自動的に集計し、「どの時間帯や曜日に予約が多いか」などのデータを把握できます。

売上データを分析することで、マーケティング施策もしやすくなるでしょう。
予約システムにとどまらない、多彩な機能のひとつです。

飲食店の最適な予約システムの選び方

自分の店舗に最適な予約システムの選び方のポイントは、大きく3つ。
これらを考慮して、求めている機能があるのか確認しましょう。

  • 操作が簡単か
  • コストパフォーマンスがいいか
  • サポート体制が充実しているか

以下、順に解説していきます。

操作が簡単か

誰でも直感的に使える操作性が重要です。

複雑な操作が必要なシステムは、スタッフの負担を増やすだけでなく、顧客も使いにくいと感じるかもしれません。

シンプルでわかりやすいものがいいでしょう。

コストパフォーマンスがいいか

システムの利用料が予算内で収まるかを確認します。
初期費用や月額料金、オプション機能の追加費用などを含めた総コストを考慮しましょう。

一般的に、多機能になればなるほどシステム費用は高くなってしまいます。

使わない機能が多いとあとで気付いても導入してからでは遅いので、自分の飲食店で必要な機能は何なのかを見極めることが大切です。

一番コストパフォーマンスがいいであろう予約システムを導入することで、最大限の投資効果が見込めます。

サポート体制が充実しているか

導入後のサポートが充実しているかも重要なポイントです。

予約システムにトラブルがあって機能しなくなると、予約受付ができなくなります。
機会の損失に繋がりますし、予約の確認もできず、飲食店の運営にも関わります。

万が一トラブルが発生した場合に迅速に対応してもらえるか、また導入時のサポートが手厚いかを確認しましょう。

セキュリティ対策がしっかりとしているか

セキュリティ対策がしっかりとしているかどうかも重要なポイントです。
顧客の個人情報や予約データを安全に管理するためには、高いセキュリティ基準を満たすシステムが必要です。

定期的なセキュリティ更新やシステムの監視されたものを選べば、顧客も安心して個人情報を提供できるでしょう。

例えば、「セキュリティシステムとして有名なAWS(Amazon Web Services)を導入している」などと、システムの名前がはっきり明記されているシステムは安心です。

法令遵守の観点からも、個人情報保護法などの関連法規に準拠しているシステムを選ぶことが大切です。

飲食店におすすめの予約システム5選を比較

飲食店におすすめの予約システムを5つ紹介します。

  • TORETA(トレタ)
  • ResKa(レスカ)
  • Table Check(テーブルチェック)
  • ebica(エビカ)
  • Restaurant BOARD(レストランボード)

それぞれの特徴を比較していきましょう!

TORETA(トレタ)


TORETAは画面の見やすさが特徴です。

飲食店側からすると、タームテーブルが席ごとにはっきりわかります。

来店人数と席数、時間を考えて配席するのは、新しく入ったスタッフには負担が大きい上、人為的ミスも発生しやすいもの。

配席を自動ででき、だれが見てもわかりやすいので従業員の利便性も高まります。

グルメサイト連携やレジ連携など、オプション機能もありますが、料金は問合せが必要です。

ResKa(レスカ)


「シンプルな予約システムを導入して、さまざまな機能については追々考えたい」と考えているなら、「ResKa」が特におすすめです。

直観的な操作ができ、デジタル機器に慣れていない方でも操作が簡単です。
PC・スマートフォン・タブレットなどあらゆる端末からアクセスできるため、使いやすい端末を選べます。

予約システム導入時にありがちな、なかなかシステムに慣れないといった問題も起こらないでしょう。

顧客管理ではどのデータを管理したいかをカスタマイズでき、必要な情報のみを管理した見やすい顧客データを作成できます。

なお、セキュリティはAWSサーバを利用しているので、顧客情報漏洩などの重大なトラブル対策も万全。

1ヶ月無料で試せるトライアルプランが用意されているので、自分の飲食店に合うかどうか試せるのも魅力です。

Table Check(テーブルチェック)


飲食店で大きな問題となっている「行列」に対応した機能が備わっているシステムです。

TableCheck FastPassという機能で、手数料を支払った顧客は優先してお店に入れます。
顧客側からは「人気店なのに待たずに入れて便利」という声も上がっており、行列に悩む小規模店舗におすすめです。

店内でも会計の行列を防げるのがTable Check。
予約時にクレジットカード情報を取得して事前決済できるため、飲食が終わった顧客の退席から次の顧客の案内までがスムーズです。

行列店やドタキャンに悩む飲食店におすすめです。

ebica(エビカ)


電話やグルメサイトと連携して予約管理を行っていくのが特徴の「ebica」。

予約は電話でも受け付けられるなど、電話予約の比重も大きいお店に最適です。
また、ホットペッパーグルメや食べログなど大手のグルメサイトとも連携でき、予約は即時に反映します。

予約管理や顧客管理だけでなく、テーブルの配置などから回転率等も分析できる利点もあります。
宣伝販促も一緒に行いたい飲食店におすすめのシステムと言えるでしょう。

Restaurant BOARD(レストランボード)


インバウンド対策も行いたい飲食店におすすめしたい予約システムは「Restaurant BOARD」です。

サイトの外国語への翻訳もでき、英語・韓国語・中国語(繁体)・中国語(簡体)に対応しています。

リクルート系列なのでAirPayを導入している飲食店と相性がよく、キャッシュレス決済をこれから導入したいと考える飲食店も同時導入がしやすいでしょう。

外国人はキャッシュレス決済を好む傾向にあるため、対策しておきましょう。

「ホットペッパーグルメ」との連携も可能のため、国内需要にもしっかり対応できます。

多機能なものを選ぶよりもシンプルで操作しやすい予約システムがおすすめ!

飲食店に最適な予約システムを選ぶには、シンプルで操作しやすいものを選ぶことが重要です。

多機能なシステムは一見便利そうに思えますが、実際には使いこなすのが難しく、スタッフの負担を増やす可能性があります。

操作が簡単であれば、トレーニングの時間も短縮でき、新人スタッフでもすぐに対応できます。

また、顧客側のメリットも大きいので「TORETA(トレタ)」や「ResKa(レスカ)」のような予約システムなら安心でしょう。

特にResKa(レスカ)は1ヶ月無料で試せるトライアル期間もあります。
シンプルな予約システムを使って、面倒な作業を減らしていきましょう!