WordPressに予約システムを導入する方法3選|プラグイン・外部システムを比較

自社サイトをWordPressで運用していると、「予約受付もこのサイト上で完結させたい」と考える方は多いのではないでしょうか。
WordPressに予約システムを導入する方法は、プラグインの活用、外部システムの導入、Googleカレンダーの活用と大きく3つに分かれます。
それぞれにメリットと注意点があり、自店舗の運用スキルや求める機能によって、適した方法は変わってきます。
本コラムでは、3つの導入方法の特徴をはじめ、おすすめのWordPressプラグインや導入時の注意点を解説します。
あわせて、WordPressと連携できるクラウド型予約システムも紹介するので、自社に合った予約システムの導入方法を見つける参考にしてください。
目次
予約システムをWordPressサイトに導入する方法3選
予約システムをWordPressのサイトに導入する方法は、主に以下の3つがあります。
- プラグインを活用する
- 外部システムを導入する
- Googleカレンダーを活用する
それぞれメリット・デメリットがあるため、自店舗の課題や運用スキルに合わせて導入方法を検討するのがおすすめです。
プラグインを活用する
1つ目の方法は、WordPressの拡張機能であるプラグインを活用して、予約システムを導入する方法です。
自社にマッチしたプラグインをインストールして有効化すれば、予約システムの基本機能を構築できます。
作成した予約フォームやメニューを埋め込み、動作確認を行って問題なければ設置完了です。
予約管理機能を搭載したものや、日本語に対応しているプラグインを選ぶことでよりスムーズに運用できるでしょう。
無料で使えるプラグインも多く、コストを抑えられるという点は大きなメリットです。
一方で、無料のプラグインは機能がシンプルな場合も多く、必要な機能を実装するためにはカスタマイズが必要になるケースもあります。
GoogleマップやGoogleカレンダーと連携できるプラグインを選べば、さらに利便性を高められるでしょう。
外部システムを導入する
外部システムをWordPressに導入する方法でも、予約システムを自社サイトに作れます。
外部システムで予約管理画面を作成すると、共有用URLや埋め込みコードが発行されます。
発行されたURLやコードをWordPressのサイトに貼り付けすれば、導入は完了です。
利用する予約システムやプランによっては月額コストがかかりますが、専門的なサポートを受けられる点がメリットといえるでしょう。
また、多くの予約システムには、予約受付や予約管理だけではなく、顧客管理やデータ収集などの機能が搭載されています。スタッフの業務負担を軽減し、業務効率化につなげられます。
WordPressのプラグインのみで予約受付を行う場合と比較して、サーバー負荷を軽減できる点もメリットです。
Googleカレンダーを活用する
最後に紹介する、WordPressに予約システムを導入する方法が、Googleカレンダーの活用です。
Googleカレンダーで発行した予約ページURLをWordPressのページに貼り付けるだけで、簡単に導入できます。
Googleカレンダーでスケジュール管理や共有を行っている場合や、GmailやGoogleNeetを活用している場合に便利です。
プライベートと予約状況の一元化が可能できるため、よりスムーズなスケジュール管理が可能となるでしょう。
ただし、複数予約や細かい時間枠の設定に対応しにくい点や、顧客側にもGoogleアカウントの作成になる点はデメリットとしてあげられます。
Googleカレンダーによる予約システム導入の方法は、以下で詳しく解説しています。
プラグインでWordPressに予約システムを導入するメリット
WordPressのプラグインで予約システムを導入する主なメリットは、以下の2点です。
- 導入コストを抑えられる
- デザインを自由にカスタマイズできる
予約システムを導入する際は、自社が求めるメリットを得られるが重要な判断ポイントとなります。自社に適した導入方法か、じっくりと検討しましょう。
コストを抑えられる
低コストで予約管理システムを構築できることが、WordPressのプラグインで予約システムを導入するメリットです。
無料で利用できるプラグインも多く、幅広い選択肢の中から自社にマッチしたプラグインを選べます。
また、機能を拡張するための有料オプションを追加しても、比較的コストを抑えやすい点が特徴です。
複数のプラグインを比較したい場合でも、無料版であれば気軽に使用感を試しながら比較・検討が可能です。「まずは試してみたい」というユーザーにとっても魅力的な方法といえるでしょう。
デザインを自由に設定できる
自社のイメージに合わせたデザインを構築しやすい点も、WordPressのプラグインで予約システムを導入するメリットのひとつです。
デザインを柔軟にカスタマイズできるだけではなく、アップデートや掲載内容の変更も、自身のタイミングで行えます。
外部業者に依頼した場合は、変更完了までに時間がかかることもありますが、WordPressであれば営業時間やメニューの変更なども、柔軟に対応可能です。
ただし、カスタマイズに対応していないプラグインもあるため、導入前に確認しましょう。
WordPressでおすすめのプラグイン3選
予約システム導入におすすめのWordPressプラグインは以下の3つです。
- BOOKING PACKAGE
- PINPOINT BOOKING SYSTEM
- Amelia
数あるプラグインの中から、自社にマッチしたものを見つけるのは簡単ではありません。
まずは幅広い業種で高く評価されているプラグインから試してみるのがおすすめです。
とはいえ、業種やサービス内容によって、適した予約感レンダーの表示形式は異なります。
「日割り枠が適しているのか?」「時間ごとの予約枠が必要なのか?」など、必要な機能を事前に整理しておくことが重要です。
各プラグインの特性を把握し、導入後の運用イメージを持つようにしましょう。
Googleカレンダーと同期|BOOKING PACKAGE
幅広い業種に対応できる汎用性の高さを評価されているプラグインが、BOOKING PACKAGEです。
日単位・時間単位(1分単位)で予約枠を設定できるため、サロンや宿泊施設など、幅広い業種で活用されています。
直感的に操作できる点や日本語に対応している点も、BOOKING PACKAGEが選ばれている理由です。
WordPressの操作に慣れていない人でも、比較的スムーズに導入・運用できるでしょう。
無料プランでも使える機能は充実していますが、有料プランを活用すると、より高度な顧客管理が可能です。
顧客の利便性が高い|PINPOINT BOOKING SYSTEM
基本的な操作を無料で利用できるプラグインが、PINPOINT BOOKING SYSTEMです。
日単位・時間単位での予約やeコマース連携や割引機能に対応しているため、オンライン決済やクーポンを活用したい幅広い業種・サービスで運用できます。
Googleカレンダーとの同期も可能なため、スケジュール管理や共有の利便性を高めたいときにも便利です。
Eコマースプラットフォームを利用したオンライン決済や、クーポンの利用設定など顧客の利便性を高める機能が充実している点もPINPOINT BOOKING SYSTEMの特徴。
利便性が評価されている一方で、日本語対応していない点は注意が必要です。
洗練されたデザインが魅力|Amelia
サロン、コンサルタント、その他対面サービスの業種といった、サイトのデザイン性にこだわりたい人におすすめのプラグインがAmeliaです。
洗練されたデザインや高い視認性が評価されており、見やすい予約フォームは顧客のストレス軽減に役立ちます。
予約方法は「カレンダー」と「イベント」の2種類に対応。
日単位と時間単位で予約受付が可能ですが、複数予約には対応していないためサロンやコンサルタントなど、対面サービスの予約受付に適したプラグインです。
無料プランに加えて4種類の有料プランを提供されているため、事業規模の拡大に合わせてプランを変更できるという点も特徴といえるでしょう。
有料プランでは決済機能や定期予約など、さらに利便性を高める機能が充実しています。
日本語にも対応しているため、機能を把握しやすく、導入しやすい点も魅力です。
プラグインでWordPressに予約システムを導入する際の注意点
WordPressのプラグインで予約システム導入の際に特に注意しておきたいポイントは、次の4つです。
- 日本語に対応したプラグインが少ない
- IT知識がないと詳細な設定が難しい
- こまめなメンテナンスが必要
- セキュリティ対策が必要
プラグインで予約システムを導入すると、コストを軽減できたりデザインをカスタマイズできたりするなどのメリットがあります。
しかし、注意点を見過ごしてしまうと、セキュリティリスクの増加やサイト動作不具合などの影響が出てしまいます。
日本語対応のプラグインが少ない
WordPressには、日本語対応のプラグインが少なく、ほとんどが英語版です。
日本語対応と表記されている場合でも、翻訳が不十分だったり、予約フォームの入力形式が正しく対応していなかったりなどのケースも少なくありません。
どれほどコストパフォーマンスに優れたプラグインであっても、日本語に対応されていないと、搭載機能を理解するまでに時間がかかるなどのデメリットが発生します。
IT知識がないと詳細な設定が難しい
プラグインは比較的簡単に導入できますが、詳細な設定を行うためには一定のIT知識が必要になる場合があります。
予約フォーム内のボタンの色や配置などサイトに合わせたデザイン調整をする際には、コーティング作業が必要です。
また、予約受付の完全な自動化を目指す場合は、機能拡張や複数のプラグインの組み合わせながら運用するケースも少なくありません。
しかし、テーマとマッチしないプラグインを導入すると、レイアウトが崩れたりサイトへの負荷がかかったりなどのリスクが高まります。
「サイトデザインを構築するテーマとプラグインの相性が良いか?」「HTMLやCSSを使用したコーティングは必要か?」などの判断が必要です。
プラグインで予約システムを導入後、スムーズに運用するためには一定の知識が欠かせません。
こまめなメンテナンスが必要
快適なサイト動作を維持するためには、予約システム導入後もこまめなメンテナンスが必要です。
複数のプラグインを導入することでサーバーに負荷がかかったり、更新時に不具合が発生したりするなど、トラブルの原因はさまざまです。
発生したトラブルの原因追及や対応も自社で行う必要があり、十分な人的リソースを確保しなければなりません。
プラグインの機能は常に完璧な動作が保証されているわけではないため、定期的に動作確認も重要です。
セキュリティ対策が必要
WordPressのプラグインで構築する予約システムは、セキュリティの脆弱性が不安要素のひとつとしてあげられます。
プラグインの開発や更新がストップすると、セキュリティリスクが高まる可能性があるため、利用しているプラグインが継続的に開発・更新されているかを定期的に確認することが重要です。
顧客情報の流出を防ぐためにも、セキュリティ対策を行える体制や人的リソースを確保しておきましょう。
クラウド型予約システムならWordpressへの導入・運用が簡単
WordPressのプラグインを活用した予約システムは、運用や定期的なメンテナンスによって担当スタッフの負担が増えることが懸念されます。
より効率的な運営を実現したい場合には、クラウド型予約システムの導入・運用を検討することがおすすめです。
クラウド型予約システムのメリットを解説するので、比較検討する際の参考にしてください。
予約フォームのテンプレートがある
クラウド型予約システムのメリットは、予約フォームのテンプレートがあらかじめ用意されている点です。
初めて予約システムを導入する際も、テンプレートを選択して必要な項目を編集するだけで予約フォームが完成します。専門知識は必要なく、導入の手順もシンプルです。
デザインや入力項目を一から設計する手間がないため、導入にかかる時間も大幅に短縮されます。
業種や用途に合わせた複数のテンプレートを備えたサービスなら、自社の予約受付に近い形をベースに無理なくカスタマイズを進められるでしょう。
テンプレートをもとにした構成は、運用開始後の項目追加や修正もスムーズです。一から作り込んだフォームに比べて、長期的な運用負担も軽くなります。
ヒューマンエラーを軽減できる
クラウド型予約システムには、運用にともなうヒューマンエラーを軽減できるという強みがあります。
プラグインで構築した予約システムは、設定ミスやテーマとの相性、更新時の不具合などによって予約フォームが正しく動作しないケースが見られます。受付の取りこぼしや表示崩れに気づかず、機会損失につながりかねません。
クラウド型は、提供元が動作を保証・管理しているため、技術的なトラブルに起因するミスが起こりにくい仕組みです。予約枠の管理や二重予約の制御もシステム側で安定して行われるため、担当者が手動で調整する必要がありません。
予約受付から顧客管理までが標準機能として一体化している点も特徴です。
プラグインの場合は予約機能と顧客管理を別々の機能や追加プラグインで組み合わせる必要があり、設定や相性によっては連携がうまく働かないこともあります。
クラウド型なら、予約時に入力された情報がそのまま顧客データに反映されるため、転記の手間や再入力にともなう入力ミスを抑えやすくなります。
無料・低コストの予約システムもある
クラウド型予約システムは費用がかかるイメージを持たれがちですが、無料プランや低コストで利用できるプランを用意したサービスも少なくありません。
コストを抑えたい場合でも、幅広い選択肢の中から自社に合ったものを選べます。
求める機能とコストがマッチすれば、WordPressのプラグインで予約システムを構築する場合よりも、導入の手間を抑えながら高いコストパフォーマンスが期待できるでしょう。
無料で使える予約システムについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
WordPressと連携できるクラウド型予約システム5選
WordPressと連携できる、おすすめの予約システムと特徴を一覧にまとめているので、ぜひ比較検討の参考にしてください。
| システム名 | 特徴 | 無料プラン | 有料プラン料金 | 決済機能 | セキュリティ |
|---|---|---|---|---|---|
| Airリザーブ |
・予約カレンダーをWordPressに埋め込み可能 ・管理画面で発行したコードを貼り付けるだけ |
〇 | 月額5,500円~ | ・クレジット決済 |
・SSL暗号化 ・固定IPアドレス設定 |
| formrun |
・iframe/スクリプトでWordPressに埋め込み可能 ・「カスタムHTML」ブロックに貼り付けるだけ ・最短で即日導入可能 |
〇 | 月額4,268円~ |
・クレジット決済 ・コンビニ決済 ・口座振替 ・オンライン決済 |
・SSL/TLS暗号化 ・AWSの採用 ・システムの脆弱性診断の実施 ・プライバシーマーク取得 ・ISMS認証 など |
| Square予約 |
・埋め込みコード/リンクの両方でWordPressに設置可能 ・最短で申込当日から決済開始 |
〇 |
決済手数料のみ (対面2.5%~/オンライン3.6%) |
・クレジット決済 ・オンライン決済 ・請求書決済 |
・SSL暗号化 ・2要素認証 |
| RESERVEN |
・予約ページのURLをリンク設置する形式が基本 ・登録1分ですぐ使える ・スマホ対応 |
〇 | 月額1,078円~ | ✕ | AWSの採用 |
| SELECT TYPE |
・iframeで予約カレンダーをWordPressに埋め込み可能 ・170種類以上のテンプレート ・LINE/Google連携可能 |
〇 | 月額1,650円~ |
・クレジット決済 ・銀行振込 ・コンビニ決済 |
ISMS認証 |
専門的なサポートを受けられることや、サーバーの負担を軽減できることなど、さまざまなメリットがあるクラウド型予約システム。
WordPressとの連携にこだわらないなら選択できる予約システムは広がる
自由度が高くコストも抑えやすいWordPressですが、セキュリティ面への不安や一定のIT知識が必要になるなどのデメリットもあります。
本コラムで解説したように、WordPressにこだわらない場合は、クラウド型の予約システムもおすすめです。
それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで比較し、自社に合った予約システム導入方法を検討しましょう。
▼おすすめのクラウド型予約システムはこちら
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