無料予約システムを比較|メリット・デメリットや選び方もご紹介!
店舗やクリニックをはじめ、あらゆる業種において、重要な業務である予約業務。
システム化するメリットは大きいですが、システム導入にはコストも時間もかかるもの。
より手軽にコストをかけずに取り入れられるのが、無料の予約システムです。
無料の予約システムのメリット・デメリットを解説するとともに、おすすめの予約システムを無料試用期間のあるものと無料プランのものに分けて紹介します。
目次
予約システムの導入で得られる効果
予約システムを導入する目的はそれぞれの業種で異なりますが、どの業種でも集客においてまず重要となるのが予約業務の効率化です。
店舗側にとっては当日の接客がしやすくなりますし、お客様にとっても待ち時間の緩和や混雑を避けられるなどのメリットがあるため、「予約できること」は両者にとってとても重要といえます。
一方、従来から電話などで予約受付をしていた業種では、ネットによる予約受付を取り入れることが今後の集客で重要となるでしょう。
営業時間に関係なく、いつでも予約できればリピーター獲得にも大きく作用します。
さまざまな変化による時代に適応するためにも、予約システムの役割は重要です。
予約業務のシステム化がもたらす導入効果を解説します。
予約業務の効率化
予約システムの導入で、オンラインでの予約受付ができれば、予約業務を大幅に削減し、これまでの電話対応の減少は業務時間の確保につながります。
また、ネットや電話での予約情報が一元管理できるようになるので、ダブルブッキングや顧客情報の入力間違いの人的ミスも減少。
また、予約機能のスケジュールを利用すればスタッフのシフト管理などにも役立ちます。
予約数の増加
オンライン予約なら営業時間外も予約受付が可能となり、営業時間内に予約ができないようなお客様が利用しやすくなります。
忙しくなかなか電話ができないようなお客様が自身の都合の良い時間に予約をできようになれば、機会損失を減らせます。
また、SNS連携機能があるシステムなら、情報拡散や店舗PRも可能です。
これまで集客まで手を出せなかった方や通常業務や店舗運営だけで手がいっぱいだった方でも、手軽に集客や経営戦略の幅を広げられます。
顧客データの収集・分析
顧客情報管理機能には、予約と同時に顧客情報のデータ化が可能です。
分析機能があるシステムなら、顧客情報を使って自動で分析結果をデータ化してくれるので効率的に集客・経営戦略が立てられます。
また、顧客情報を活用して、お客様にお休みやお得なキャンペーン情報を配信したり、営業活動ができたりと、予約システムによっては多様な機能を取り揃えているものもあります。
大切なお客様情報を管理できるだけでなく、各顧客に合わせたアプローチができるのです。
コスト面が心配なら無料予約システムがおすすめ!
予約システムの導入はメリットが多いですが、運用にはコストがかかります。
多機能のものほど、高額な費用が必要です。
また、本格的なシステムを初めて導入する場合は特にリスクが高く、ITや機械に詳しい専門のスタッフがいない場合にはあまりおすすめできません。
予算が限られている、運用できるか不安という方には、無料のお試し期間が付いているもの、完全無料のフリープランのものがおすすめです。
無料の予約システムのメリット
無料の予約システムは有料と比べるとどうしても機能性に劣るように感じてしまいますが、比較をしてみると無料でもしっかり使えるシステムは多いです。
無料だからこそのメリットを紹介します。
予算がなくても導入できる
コストがかからないことは、無料の予約システムの最大のメリットです。
有料の予約システムの場合、サービス内容は充実していますが、それだけコストがかかり、中にはかなり高額のものもあります。
なるべくコストをかけずに取り入れたい方には、機能がシンプルで、誰でも使いやすいような無料のものが導入しやすいです。
開業したばかりの方、使える予算が限られている方もまず無料のものから試してみましょう。
基本的な機能が使える
無料の予約システムは「使えるか不安、ひとまず使ってみて体感したい」という方にも最適です。
有料のものよりも使える機能は少ない傾向にありますが、基本的な機能は備わっているものがほとんどです。
予約機能とそれに関わる基本的な機能は使えるので、シンプルに使いたいという方には扱いやすいでしょう。
ただし、基本的な機能以外でいうと、予約システムによって機能が大きく異なるので、どういった機能があるかの確認・比較は必要です。
また、予約受付可能な件数や管理可能な顧客人数に差があるので、こちらも契約する前に確認してみましょう。
予約システムの導入や乗り換えが容易
有料の予約システムでは、導入の際のシステム会社との契約などに時間や手間がかかりがち。
難しい設定があるとそれだけ導入までに時間がかかりますし、扱う機能が多いとスタッフが使い慣れるまでにも時間を要し、システムの運用を軌道に乗せるまで多くの時間を損失してしまいます。
無料のものは導入が完了するまでの時間が短いものがほとんど。
使ってみて合わなければすぐにやめられる手軽さも魅力です。
無料の予約システムのデメリット
無料の予約システムにもデメリットがあります。
「試してみたけれど使いづらい」と思って他の予約システムを試しても、そもそものデメリットを理解していないと、同じ繰り返しになります。
より自社にあった無料の予約システムを利用するのか、使ってみて有料のものと比較するのか、デメリットを踏まえて検討するようにしてください。
無料試用期間に制限がある
無料で使える予約システムには、有料プランを一定期間お試しできる無料試用期間付きのものと、完全無料のものの2種類があります。
有料プランのお試し版では期間が限定されています。
元より無料の予約システムはずっと無料で使えますが、機能が少ないものが多いので、使える機能としては有料プランのお試しの方が多い傾向です。
後々有料で使う予定であれば無料期間で使い心地を体験することをおすすめします。
こだわりなく、完全無料で使い続けたいなら、無期限で無料の予約システムを選びましょう。
使える機能に制限がある
有料の予約システムに比べて、無料の予約システムは機能が少なくなりがち。
機能以外にも、顧客管理できる人数や管理できる予約数に制限があることもあります。
使える機能に自社に必要な機能が全て揃っていれば問題ないですが、使い続けると他の機能も使ってみたいと思えてくることは多々あります。
逆に多数の機能が備わっていても、使いたい機能が含まれていなければシステム導入の効果がなくなってしまいます。
予約システムを導入することで何を自動化・効率化したいのか考えて選ぶ必要がありますが、無料の予約システムではその充実度がどうしても有料のものよりも低くなりがちです。
カスタマイズができない
有料の予約システムには設定や機能追加など、自社の希望を取り入れカスタマイズしてくれる予約システムも多いです。
また、オプションを上手に使い、自分で好みのプランにできる魅力があります。
無料の予約システムではそういったカスタマイズ性は低く、細かな設定を変えられないことが多いです。
使い続けていると不便さや物足りなさを感じる可能性もあります。
特に、システムのさまざまな機能を使いたい方は不便を感じるかもしれません。
無料の予約システムの選び方
ここからは、無料の予約システムの選び方を紹介します。
長く使い続けられるようなものを選ぶために押さえておきたいポイントを解説します。
無料試用期間がどのくらいあるか
有料プランのお試しできる期間は各社異なります。
一般的には1ヶ月が多いですが、それより短いサービスもあるので、利用時には確認が必要です。
どの程度試用期間があればシステムの使い勝手を実感できるかは、業種や店舗の利用目的によって異なります。
事前にシステムの機能や自社の運用と照らし合わせて、期間内に十分試しに使えるのかを確認しましょう。
無料で使える機能はどの程度あるか
無料の予約システムでは使える機能に制限があることが多いので、どの程度使えるかを把握しておくことが重要です。
予約システムに必須ともいえる基本機能の予約や顧客情情報の機能の充実性、セキュリティ対策は最低限確認しておきましょう。
予約管理ではスケジュールの見やすさや予約形態の柔軟さ、顧客管理では項目や記録のカスタマイズの高さなどが予約業務で役立つ機能です。
決済機能やメール機能、分析機能などの有無はサービス会社によって異なるので、自社の取り入れたい機能はどの程度使えるか注目してみてください。
また、無料の予約システムでは、サービスによってセキュリティ面が低いものもありますが、お客様の大切な情報を扱うためしっかりカバーできるものが安全です。
無料試用期間を過ぎても使い続けたいか
価格面だけで予約システムを選んではいけません。
使い勝手や機能の利便性は試しに使ってみることで感じたり、気付いたりすることも多いです。
気になる予約システムをまずは試してみることはおすすめできます。
ただし、有料にしても追加したい魅力的な機能があるか、有料に移行した際に自社のサービスに適した価格であるかを確認してからお試しをすることで、後悔しない予約システム選びにつながります。
予約システムの選び方の基本は使いやすさ
コストも大事ですが、まずは使いやすく、必要な機能が揃っているかが重要です。
予約システムを取り入れる際に最も基本となる機能は予約と顧客情報管理といっても過言ではありません。
どんな業種であれ、予約と顧客機能は必ず使うもの。
業務効率化にもお客様満足度向上にも、予約がスムーズに行えることが最重要です。
そのためには、予約と顧客情報がわかりやすく管理したり設定したりできるものがおすすめ。
特に初めて導入する場合は、多機能性や高機能性のものを取り入れると導入にも時間や手間がかかる可能性が高くなります。
シンプルで操作性の高いものの方が使いやすく、導入しやすいでしょう。
おすすめ無料試用期間のある予約システムを比較
ここからは無料試用期間のある3つの有料予約システムを比較します。
ResKa(レスカ)
ResKaの予約システは予約機能と顧客管理情報機能に特化しており、「使いやすさ」を追求したシステム。
Webと電話の両予約に対応し、従来の予約方法もシステムで管理できます。
また、顧客情報も1つのソフトで管理できるので、問い合わせや接客時にも対応がスムーズに行うことが可能です。
直観的な操作性に優れ、誰にでも扱いやすく設計されています。
機能を予約と顧客情報管理に限ることで、複雑な操作を徹底的に省いたシンプルな構造。
一方で、予約機能では予約枠やスタッフ間の設定変更、顧客管理では項目情報の追加など、便利な設定が多いのが特徴です。
セキュリティ面も万全で、世界最高峰のAWSを使用。
試用期間は1ヶ月あるので、とことん使ってみることができます。
導入初期は使い始めやすく、かつ使い慣れてくれば多様にカスタマイズが可能な長く使えるシステムです。
Goope(グーペ)
予約システムにホームページ作成と予約機能がセットされているグーぺは、予約や顧客管理、データ分析まですべてWebサイト上で行えます。
テンプレートも用意されていて、専門知識がなくてすぐにホームページが作れるのが魅力です。
お試し期間は15日間で、お問い合わせや予約受付もホームページで簡単にできます。
有料システムの中でもホームページ運用のための機能が充実していて、SSL化やフリーページ作成無制限、SNS連携などホームページ運用に必要なものは揃っています。
予約システムを導入して予約を取るだけでなく、簡単にホームページを運用したい方やWebサイト上で予約を行いたい方におすすめです。
リザエン
リザエンは、運用実績20年以上の老舗の予約システムサービス。
他社に比べ高性能な予約システムであり、オリジナルの機能追加や他システムとの連携などカスタマイズ性の高さが特徴です。
セキリュティ面の高さもハイレベルで、公共機関の基準を満たした質の高いセキュリティ対策がされています。
24時間の有人監視など、特に大事時なお客様情報を取り扱うサービス提供している業種などでも高い安全性が期待できます。
他社より操作性は高く、導入から運用まで専門サポートチームのサポートが受けられるので安心です。
本格的にシステムを取り入れたい方に向いています。
おすすめの無期限の無料予約システムを比較
ここからは、完全無料のフリープランのある、3つの予約システムを比較します。
Airリザーブ(エアリザーブ)
Airリザーブのフリープランでは、電話とネットのほか、複数の予約情報が一元管理できます。
それぞれシステムを分ける必要なく、1つの画面で把握できて便利です。
また、予約後の自動メール配信や複数の拠点管理なども含まれます。
無料の予約システムは予約数に制限があることも多いですが、Airリザーブなら無制限なのも魅力です。
他にも、幅広い事業を行うリクルートが手掛けるため、連携できるサービスが多いのも便利な点。
無料のPOSレジアプリとの連携では手軽にキャッシュレス決済を導入できます。
直感で操作できるシンプルな仕様は初めて導入する方にも優しく、使い方に迷いません。
無料でも予約システムに必要な機能が充実して備わっているため、無料だけで使い続けたい方、予約システム導入とともに手軽にいろんなサービスを始めたい方におすすめです。
RESERVA(レゼルバ)
RESERVAは、予約システムの設定がたった3分で完了する圧倒的な導入の手軽さが特徴のサービスです。
予約から受付、決済、顧客管理・集客まで、使用できる機能や項目は他社に比べ非常に多く、無料プランでもその基本となる項目はどのプランにも入っています。
無料といえども基本操作は十分網羅しているといえるでしょう。
操作はシンプルで使いやすいので、誰でもすぐに使用できます。
対応しているデバイスはPC、スマホ、タブレットに最適化され、使い勝手がいいです。
多くの業種に対応した予約システムが準備されているので、初めから使いやすいように整っています。
自社のサービスに特化させたシステムを無料で使いたい方におすすめです。
SELECT TYPE
SELECT TYPEのフリープランでは100人までの顧客管理に対応できます。
ホームページやメールフォームの作成、会員限定システムやアンケート調査までも無料で利用でき、サービス内容が充実しています。
決済機能も無料なのも特徴で、簡単にオンライン化が実現します。
予約フォームも載せられるホームページを作成したり、運用しているWebサイトに予約フォームを埋め込んだりもできます。
ホームページと予約を一緒に運用できるので、ホームページの活性化につなげることが可能。
イベント管理やサブスク機能など周辺システムも充実しています。
まとめ
予約システムを導入する際にコスト面がネックになる方も多いです。
予約システムには、無料試用期間がついているものや無料プランなど、有料のシステム以外にも手軽に利用できるものがあります。
無料期間のある予約システムでは通常のプランを同じように体験できますし、制限なしの無料予約システムでも基本操作は問題なく使えるシステムが多いです。
初めて導入する場合には、まず無料から初めても問題ないでしょう。
ただ、無料でも価格だけ見て選んでしまうと使いにくかったということもあります。
もちろんお試し期間にしっかり良さとデメリットを把握するのは良いですが、システムを選ぶ際には、使いたい機能があるか、無理なく運用できるかなど、しっかりと利用目的を考えて決めることが重要です。
特に初めての導入やシステムが苦手な方や複数人で共有する場合には、シンプルなものが導入の手間がかからず運用しやすいです。
今回紹介したシステムを参考に、ご自身のサービスに最適なシステムを選んでみてください。
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