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LINE予約システムおすすめ6選|料金・選び方を解説【2026年】

公開日:2026.06.26 更新日:2026.06.26

※本記事は2026年06月時点の情報に基づいています。

LINE予約システムは、月間約9,400万人が利用するLINEから予約を受け付けられる仕組みで、24時間365日の自動予約受付と再来店促進を両立できる集客ツールです。ただし「LINE公式アカウント」単体では自動化できず、目的に合った拡張ツールやシステムの選定が成否を分けます。

この記事の要点

  • LINE予約システムは「LINE公式アカウント+拡張ツール」と「予約システム+LINE連携」の大きく2タイプに分かれ、機能と料金の幅が広い
  • LINE公式アカウント単体でできるのは手動チャット対応か外部リンク誘導までで、自動予約には拡張ツールの導入が必須
  • トータルコストは「LINE公式アカウントの料金(無料〜月15,000円)+拡張ツールの料金(月3,000円程度〜)」の合算で考えるのが基本
  • おすすめはポチコ・STORES 予約・RE:RE・Liny・リザービア・KAKERUの6製品で、業種と必要機能によって最適解が変わる
  • 2026年度はデジタル化・AI導入補助金や小規模事業者持続化補助金を使い、導入費用を実質数万円台まで抑えられる可能性がある

LINEはコミュニケーションアプリとして圧倒的なシェアを持ち、その普及率を活かした予約システムの導入が、飲食店・美容室・サロン・クリニックなどの予約制ビジネスで急速に広がっています。

この記事では、仕組みの違いから料金の内訳、製品比較、業種別の選び方、そして2026年度の補助金活用までを、システム選定の実務目線で解説します。

目次

LINE予約システムとは?仕組みと2つのタイプ

LINE 予約システム

LINE予約システムとは、LINE上で予約の受付・管理・リマインドを行う仕組みの総称で、「LINE公式アカウントに拡張ツールを連携するタイプ」と「予約システムにLINE連携機能を加えるタイプ」の2つに大別されます。

そもそも予約システムとは、予約情報や顧客情報をクラウド上で一元管理し、受付から管理までをオンラインで完結させるツールです。電話や紙台帳での管理に比べてダブルブッキング(二重予約)や記入ミスを防ぎやすく、業務効率化と集客力アップの両面で効果が期待できます。

LINE予約システムが注目される最大の理由は、LINEの圧倒的な利用者数にあります。LINEの国内月間アクティブユーザー数は約9,400万人以上で、日本の人口の約8割に相当します。普段使い慣れたアプリから予約できることは、新規アプリのインストールや会員登録を求めるより心理的ハードルが低く、「予約する」という行動を後押しします。

2つの導入タイプの違い

LINE予約システムには、出発点の異なる2つの導入アプローチがあります。

  • LINE公式アカウント+拡張ツール型:LINEのビジネス用アカウントを土台に、予約機能を持つ拡張ツールを連携させる方法。LINEを起点に集客・予約・再来店促進までを設計したい店舗に向いています。
  • 予約システム+LINE連携型:もともと多機能な予約システムを土台に、LINEと連携して通知や予約導線を強化する方法。Webサイトや電話など複数の予約経路をすでに持つ店舗に向いています。

ここで言うLINE公式アカウントとは、企業や店舗がユーザーとコミュニケーションをとるためのLINEのビジネス用アカウントを指します。個人のLINEとは別物で、メッセージ配信やチャット、リッチメニューなどの販促機能が使える点が特徴です。

機能の幅で見る3タイプ

導入タイプとは別に、システムが備える機能の幅でも3つに分類できます。自店舗がどれを必要としているかを最初に見極めると、製品選びがスムーズです。

以下の表で、機能の幅による3タイプを比較します。

タイプ 特徴 向いている店舗 代表サービス例
予約特化シンプル型 予約受付・管理に機能を絞り低コスト 小規模店・個人事業 ポチコ
集客マーケ多機能型 セグメント配信や顧客分析が強力 再来店施策に注力したい店 Liny
外部連携・統合型 複数チャネルの予約を一元管理 複数経路で予約を受ける店 STORES予約/リザービア

多機能なほど良いわけではありません。使わない機能が多いと月額コストとオペレーションの負担だけが増えるため、「予約管理だけ自動化したいのか」「販促まで踏み込みたいのか」を先に決めることが重要です。

LINE公式アカウントだけで予約管理はどこまでできる?

LINE公式アカウント単体でできるのは、チャットでの手動対応と、外部の予約フォームへのリンク誘導までです。予約の自動受付・自動管理を実現するには、必ず拡張ツールの導入が必要になります。

これは多くの店舗が見落とすポイントです。「LINEがあれば無料で予約システムが作れる」と考えがちですが、LINE公式アカウントの標準機能には「予約枠を管理して自動で受け付ける」機能は含まれていません。あくまでメッセージ配信やチャットといったコミュニケーション機能が中心です。

単体でできること・できないこと

LINE公式アカウント単体で実現できる範囲を、以下の表で整理します。

やりたいこと 単体での可否 補足
チャットで予約の問い合わせ対応 スタッフが手動で返信
外部予約フォームへの誘導 リッチメニューやリンクで案内
予約枠の自動管理・空き表示 拡張ツールが必要
予約日前のリマインド通知 ✕(自動は不可) 拡張ツールが必要
顧客属性での絞り込み配信 △(制限有) 拡張ツールが必要

つまり「友だち追加してくれた人に手動でやり取りする」だけなら無料で始められますが、予約管理を自動化して人手を減らすという本来の目的には、後述する拡張ツールが欠かせません。

顧客とのやり取りは最大5年さかのぼれる

LINE公式アカウントの強みとして、チャット履歴の長期保存があります。2024年1月1日以降のチャット履歴は、最大5年間さかのぼって閲覧可能です(出典:LINE公式アカウント 料金プラン)。過去のやり取りや要望を確認しながら接客できるため、リピーターへのきめ細かい対応や、トラブル時の記録確認に役立ちます。

ただし、無料プランの場合は半年間です。5年分を閲覧できるようにしたい場合は、チャットProオプションを購入しましょう。

LINE予約システムでできることは?主な6つの機能

LINE 予約システム

LINE予約システム(公式アカウント+拡張ツール)では、予約受付の自動化に加え、リマインド通知やセグメント配信などの集客・再来店施策まで一括で行えます。ここでは導入前に押さえておきたい代表的な6機能を解説します。

予約受付(24時間自動対応)

最も基本となる機能で、トーク画面やリッチメニューから予約フォームへ進み、空き枠を見ながらユーザー自身が予約を完了できます。営業時間外でも自動で受け付けるため、電話に出られず取りこぼしていた予約を拾える点が大きなメリットです。

ここで言うリッチメニューとは、LINEのトーク画面下部に固定表示されるタイル状のメニューで、「予約する」「メニューを見る」などのボタンを常時表示できます。来店動線の入口として最も活用される要素です。

リマインド通知(無断キャンセル対策)

予約日の前日や数時間前に、自動でリマインド通知を送る機能です。リマインド通知は、飲食店や美容室で深刻な「無断キャンセル(ノーショー)」を減らす効果が高く、メールよりも開封されやすいLINEとの相性が抜群です。来店忘れの防止は、機会損失の削減に直結します。

セグメント配信(狙った客層へのPR)

セグメント配信とは、顧客の年齢・性別・来店履歴などの属性で絞り込み、特定のターゲットにだけメッセージを配信する機能です。たとえば「3か月以上来店のない顧客にだけ再来店クーポンを送る」といった施策ができます。

全員への一斉配信に比べて反応率が高く、後述する配信コストの最適化にもつながるため、再来店を重視する店舗ほど重要度が増す機能です。

チャットボット(自動応答)

チャットボットとは、あらかじめ設定したキーワードや条件に対して自動でメッセージを返信するプログラムです。「営業時間は?」「駐車場はある?」といった定型的な質問に自動応答することで、スタッフの対応工数を削減し、ユーザーを待たせずに済みます。

メッセージ配信(高い開封率)

友だち追加したユーザーへ、テキスト・画像・動画・クーポンなどを配信できます。LINEはメールマガジンよりも開封率が高い傾向にあり、新メニューやキャンペーンの告知で高い反応が期待できます。

予約分析(来店データの可視化)

予約数・キャンセル数・来店数などを可視化し、マーケティングに活用できます。ただし注意点として、顧客が電話やWebサイトなどLINE以外の経路で予約・キャンセルした場合、その数値は集計に反映されません。予約経路をLINEに集約するほど、分析の精度は高まります。

LINE予約システムの料金はいくら?トータルコストの考え方

LINE予約システムの費用は、「LINE公式アカウントの利用料」と「拡張ツールの利用料」を合算したトータルコストで考えます。最小構成なら無料〜数千円、機能を増やすほど月額1〜2万円以上になるのが目安です。

多くの比較記事はどちらか一方の料金しか触れていませんが、実際の支出は両者の合計です。ここを分けて理解しておかないと、導入後に「思ったより高い」となりがちです。

LINE公式アカウントの料金プラン(3種類)

LINE公式アカウントには3つの料金プランがあり、違いは月間に無料で送れるメッセージ通数です。重要なのは、無料プランと有料プランで使える基本機能に差はない点です(出典:LINE公式アカウント 料金プラン)。配信量が少ない店舗は、無料のまま運用することも十分可能です。

以下の表で、LINE公式アカウントの3プランを比較します。

プラン名 月額(税別) 無料メッセージ通数 追加メッセージ配信
コミュニケーションプラン 無料 200通 不可
ライトプラン 5,000円 5,000通 不可
スタンダードプラン 15,000円 30,000通 可能(有料)

ここでの「通数」は、配信メッセージ数×送信人数でカウントされます。たとえば500人の友だちに1通配信すると500通の消費です。友だちが増えるほど通数を消費しやすいため、規模拡大に伴いプランアップが必要になります。

注意したいのは、追加メッセージを送れるのはスタンダードプランだけという点です。コミュニケーションプランとライトプランは、無料通数の上限に達するとその月は配信できなくなります。

配信を止めたくない店舗は、最初からスタンダードプランを選ぶか、セグメント配信で通数を節約する設計が必要です。

2026年10月のLINE料金改定に注意

2026年は料金改定の予定があるため、プラン選びの前提が変わります。2026年10月1日より、スタンダードプランの追加メッセージ料金が、20万通を境にしたシンプルな2段階制へ移行します(出典:LINE公式アカウント 料金プラン)。

大量配信を行う店舗ほど追加メッセージ料金の影響を受けるため、改定後は「いかに無駄な配信を減らすか」が一層重要になります。全員に同じメッセージを送るのではなく、セグメント配信で本当に届けたい層に絞る運用が、コスト面でも有利になっていきます。

拡張ツール・予約アプリの料金

予約管理を自動化する拡張ツールの料金は、機能の幅によって幅広く設定されています。LINE公式アカウントに付加できる拡張機能を購入・連携できる公式プラットフォームであるLINEマーケットプレイスでは、月額3,000円程度から利用できるアプリが提供されています(出典:LINEマーケットプレイス)。

たとえば予約特化型の「ポチコ」は、初期費用0円・月額3,300円(税込)で導入できます。一方、セグメント配信や顧客分析まで備えた多機能型は月額1万円以上になることもあり、必要機能とのバランスで選ぶことが大切です。

LINE予約システムを導入するメリットは?

LINE 予約システム

LINE予約システムの最大のメリットは、約9,400万人が日常的に使うLINEを入口にできることで、新規予約の獲得から再来店促進までを低い心理的ハードルで実現できる点です。

具体的なメリットは次の通りです。

  • 予約のハードルが低い:アプリのインストールや会員登録が不要で、友だち追加(QRコード読み取り)だけで予約導線に乗せられます。
  • メッセージの開封率が高い:メールマガジンに比べてLINEは開封されやすく、キャンペーンやリマインドの効果が出やすいです。
  • 24時間365日の自動受付:営業時間外や電話対応中の取りこぼしを防ぎ、機会損失を減らせます。
  • 人的ミスを防げる:予約管理を自動化することで、ダブルブッキングや記入漏れといったミスを防止できます。
  • 再来店につなげやすい:友だちとしてつながり続けるため、クーポンやお知らせで継続的に来店を促せます。

管理者側にとっても、予約受付と管理の手間が減ることで、接客や施術といったコア業務に集中できるようになります。電話応対に追われていた時間を削減できる点は、人手の限られる小規模店ほど効果を実感しやすいでしょう。

導入前に知っておきたいデメリット・注意点は?

LINE予約システムのデメリットは、自動化に拡張ツールの追加コストがかかること、そしてLINE以外の予約経路をデータに反映しにくいことの2点が中心です。導入後の「こんなはずでは」を避けるため、事前に押さえておきましょう。

  • 自動化には拡張ツールが必須:前述の通り、LINE公式アカウント単体では予約の自動受付ができません。その分の月額費用が発生します。
  • 無料プランには配信上限がある:コミュニケーションプランは月200通までで、超えると追加配信ができません。集客に力を入れるほど有料プランが必要です。
  • LINE外の予約は分析に反映されない:電話やWeb経由の予約は予約分析に集計されないため、複数経路を使う店舗はデータが分断されがちです。
  • 初期設計に手間がかかる:リッチメニューの作成や応答メッセージの設定など、最初の作り込みには一定の作業時間が必要です。

特に「LINE外の予約が見えにくい」課題は、電話予約が多い飲食店やクリニックで顕在化します。複数チャネルを一元管理したい場合は、後述するSTORES予約のような統合型を選ぶのが現実的な解決策です。

LINE予約システムの選び方は?5つの判断軸

LINE 予約システム

LINE予約システムは、「業種との相性」「必要機能」「料金」「外部連携」「サポート体制」の5つの軸で比較すると失敗しにくくなります。多機能さではなく、自店舗の課題に合うかどうかで選ぶことが最も重要です。

判断軸を、確認すべきポイントとともに整理します。

判断軸 確認すべきこと 見極めのヒント
業種との相性 業種特化の実績・機能があるか カルテ・席管理・時間割など必須機能を確認
必要機能 予約特化かマーケ機能まで必要か 使わない機能はコスト増になるだけ
料金 LINE料金+ツール料金の合計 初期費用・月額・追加配信料を合算
外部連携 既存予約経路と統合できるか 電話・Web予約を一元管理したいか
サポート体制 導入支援や設定代行があるか LINE設定に不慣れなら手厚い支援を

最初に決めるべきは「必要機能」です。予約管理だけシンプルにしたいのか、セグメント配信や顧客分析まで踏み込みたいのかで、選ぶべきタイプが大きく変わります。次に業種特化の有無、最後に料金とサポートを確認する順番がおすすめです。

LINE予約システムのおすすめ6選を比較

ここでは、タイプの異なる代表的な6製品を比較します。低コストで始めたいなら「ポチコ」、複数チャネルを統合したいなら「STORES予約」、本格的なマーケティングなら「Liny」など、目的別に最適解が分かれます。

まず6製品を一覧で比較します。

サービス名 提供会社 タイプ 初期費用 月額費用 向いている店舗
ポチコ 株式会社Play Technologies 予約特化シンプル型 0円 3,300円(税込) 小規模・個人店
STORES予約 STORES株式会社 外部連携・統合型 0円 9,790円~ 複数経路で予約を受ける店
RE:RE 株式会社REシステムズ 統合型 50,000円(期間限定で0円キャンペーン) 98,000円(税別) 決済まで自動化したいサロン
Liny ソーシャルデータバンク株式会社 集客マーケ多機能型 要問い合わせ 要問い合わせ 販促・再来店に注力する店
リザービア 株式会社リザービア 美容特化・統合型 10万円 15,000円~ 美容室・サロン
KAKERU 株式会社ミライク 拡張・オーダーメイド型 要問い合わせ 要問い合わせ 独自要件を作り込みたい店

※料金は変動するため、導入前に各社公式の最新情報を必ずご確認ください。

ポチコ:低コストで始めたい小規模店に

ポチコは、株式会社Play Technologiesが提供する予約管理特化型のシンプルなシステムです。初期費用0円・月額3,300円(税込)と業界でも低コストな水準で、小規模経営や個人事業でも導入しやすいのが魅力です。

操作画面がシンプルで店舗・顧客双方が迷いにくく、店員と時間割制のサービスを提供する業態(学習塾・スクール・美容サロンなど)に適しています。一方でマーケティング機能は限定的なため、「まずは予約管理だけ自動化したい」という店舗に最適な選択肢です。

STORES予約:複数チャネルを一元管理したい店に

STORES予約は、STORES株式会社が提供する統合型システムで、LINE・Web・電話など複数チャネルの予約情報を一元管理できる点が強みです。予約経路がばらばらで管理が煩雑になっている店舗の課題を解決します。

幅広い業種に対応する反面、多機能ゆえに初期設定がやや複雑になる可能性があります。「複数の予約経路を1つにまとめたい」「将来的に機能を拡張したい」という店舗に向いています。

▼STORES予約の基本情報

RE:RE:予約から決済・顧客管理まで自動化したいサロンに

RE:REは、株式会社REシステムズが提供するサロン向けシステムで、初期費用50,000円(平常時)、月額98,000円(税別)で、予約受付から決済、顧客管理までを一気通貫で自動化できるのが特徴です。施術写真やカルテのデジタル管理ができ、きめ細かい顧客対応とリピート率向上につながります。

決済まで完結させたい美容室・エステ・整体サロンに適しています。

Liny:本格的な集客マーケティングを行いたい店に

Linyは、ソーシャルデータバンク株式会社が提供する多機能型ツールで、セグメント配信や顧客管理などのマーケティング機能が強力です。顧客属性に応じた高度な配信施策を行いたい店舗に向いています。

その分、予約特化型に比べてコストは高くなる傾向があります。「予約はもちろん、再来店施策やLINEを使った販促を本格的に回したい」という、ある程度の規模や予算がある店舗におすすめです。

リザービア:美容業界で実績重視なら

リザービアは、株式会社リザービアが提供する統合型システムで、美容業界を中心に7,000店舗以上の導入実績を持ちます。美容業界に特化したノウハウが蓄積されており、指名予約やメニュー管理など現場の運用に即した機能が整っています。

実績と業界適合性を重視する美容室・サロンに有力な選択肢です。ただし機能が美容向けに最適化されているため、他業種にはオーバースペックになる場合があります。

KAKERU:独自要件を作り込みたい店に

KAKERUは、株式会社ミライクが提供するLINE公式アカウントの拡張サービスで、オーダーメイドのように自由度高く構築できる点が特徴です。「既存のパッケージでは要件が合わない」という店舗のニーズに応えられます。

その反面、パッケージ型に比べて導入のハードルや初期の作り込みは高くなる可能性があります。自社の業務フローに合わせて柔軟にカスタマイズしたい店舗に向いています。

業種別に最適なLINE予約システムは?

LINE 予約システム

LINE予約システムは業種ごとに重視すべき機能が異なり、美容室はカルテとセグメント配信、飲食店はリマインド通知、クリニックは順番管理が選定の鍵になります。自店舗の業態に必要な機能から逆算して選びましょう。

業種別の選び方を、以下の表に整理します。

業種 重視すべき機能 向いているサービス例
美容室・ヘアサロン カルテ管理・指名予約・セグメント配信 リザービア / RE:RE
エステ・整体・リラクサロン カルテ・決済・リピート促進 RE:RE / リザービア
飲食店 コース・席予約・リマインド通知 STORES予約 / ポチコ
クリニック・治療院 順番管理・診療メニュー予約 STORES 予約 / ポチコ
教室・スクール 時間割・定員管理 ポチコ

美容室・サロンは、リピート率が経営を左右するため、カルテ管理とセグメント配信を備えた製品が有利です。指名予約に対応しているかも必ず確認しましょう。

飲食店は、無断キャンセルによる損失が大きいため、リマインド通知の有無が重要です。コースや席数の管理ができるかも合わせてチェックします。

クリニックや治療院は、診療メニューごとの予約枠管理や順番待ち対応がポイントです。プライバシーに配慮した運用ができるかも見ておくと安心です。

予約システムの導入に補助金は使える?2026年度の最新制度

LINE予約システムの導入費用は、2026年度の「デジタル化・AI導入補助金」や「小規模事業者持続化補助金」を活用することで、大幅に抑えられる可能性があります。多くの競合記事が触れていないこの視点こそ、コストを左右する重要ポイントです。

デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)

デジタル化・AI導入補助金とは、中小企業・小規模事業者がITツールを導入する際の費用の一部を国が補助する制度です。従来「IT導入補助金」として知られていた制度が、2026年度から「デジタル化・AI導入補助金」に名称変更されました(出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構)。

通常枠の条件は次の通りです。

  • 補助率:1/2以内(小規模事業者は最大4/5)
  • 補助額:5万円〜450万円

予約システムのようなクラウドツールが対象になりやすい制度のため、導入を検討する店舗はまず確認しておきたい選択肢です。対象ツールや申請枠は公募ごとに更新されるため、最新の公募要領を確認してください(出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構)。

小規模事業者持続化補助金(第20回)

小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者の販路開拓やそれに伴う業務効率化の取り組みを支援する制度です。一般型・通常枠の第20回公募は、2026年11月5日受付開始、12月15日締切の予定です(出典:小規模事業者持続化補助金 公式サイト)。

第20回からは要件の変更点があり、申請前に必ず押さえておく必要があります。

  • 相見積もりの基準が緩和:1件あたり100万円(税込)超の経費から相見積もりが必要に変更
  • 広報費・ウェブサイト関連費の上限が厳格化:上限30万円に設定
  • 売上・利益要件が必須化:第20回から要件が追加

予約システム関連の費用はウェブサイト関連費に該当する可能性があり、その場合は上限30万円の枠内で考えることになります。要件は回ごとに変わるため、最新情報を公式サイトで確認しましょう(出典:小規模事業者持続化補助金 公式サイト)。

補助金を使ったコスト削減シミュレーション

補助金を使うと、自己負担がどれだけ軽くなるのかを具体例で見てみましょう。ここでは、デジタル化・AI導入補助金(通常枠)を小規模事業者が活用するケースを想定します。

  • 導入費用の例:拡張ツールの初期設定や周辺ツールを含め、初年度に30万円かかったと仮定
  • 小規模事業者の補助率は最大4/5のため、30万円 × 4/5 = 24万円が補助
  • 自己負担は6万円まで圧縮

このように、補助率4/5が適用されれば、実質的な負担を大きく下げられます。ただし対象経費・補助率・申請枠は公募回ごとに条件が異なり、すべての費用が対象になるとは限りません。申請を検討する際は、補助対象になる経費を公式情報で確認したうえで計画を立ててください。
▼補助金の詳細はこちら

LINE予約システムの導入手順は?5ステップ

LINE予約システムの導入は、「公式アカウント開設→プラン選択→拡張ツール選定→連携設定→運用開始」の5ステップで進めます。所要日数は数日〜2週間程度が目安です。

導入の流れを順に解説します。

  1. LINE公式アカウントを開設する:LINEビジネスIDを登録し、店舗名や情報を設定して公式アカウントを作成します。まずは無料のコミュニケーションプランで始められます。
  2. 配信量に応じて料金プランを選ぶ:友だち数や月の配信回数を見込み、無料のままで足りるか、ライトプランやスタンダードプランが必要かを判断します。
  3. 拡張ツール・予約システムを選定する:本記事の比較を参考に、業種・必要機能・料金から自店舗に合う製品を選びます。LINEマーケットプレイスから探すのも一つの方法です。
  4. LINEと連携し予約導線を設定する:拡張ツールとLINE公式アカウントを連携し、リッチメニューに「予約する」ボタンを設置します。予約フォームやメニュー、リマインド通知の文面もここで整えます。
  5. テスト予約をして運用開始:自分でテスト予約を行い、通知が正しく届くか、空き枠が正常に反映されるかを確認してから本番運用に移ります。

つまずきやすいのは4のリッチメニュー設定です。来店動線の入口になる重要な要素なので、「予約する」「メニュー」「アクセス」など、よく使うボタンを分かりやすく配置しましょう。設定に不安がある場合は、導入支援が手厚いサービスを選ぶと安心です。

LINE予約システムに関するよくある質問(FAQ)

LINE公式アカウントだけで自動予約システムは作れますか?

作れません。LINE公式アカウント単体でできるのは、チャットでの手動対応か、外部の予約フォームへのリンク誘導までです。予約の自動受付・自動管理を実現するには、別途LINE拡張ツールの導入が必須となります。

LINE公式アカウントは完全無料で使い続けられますか?

月間200通までのメッセージ配信なら、無料の「コミュニケーションプラン」で使い続けられます。ただし配信が200通を超えると、有料のライトプラン(月5,000円)やスタンダードプラン(月15,000円)への変更が必要になります。

予約システムの導入に補助金は使えますか?

使える可能性があります。2026年度の「デジタル化・AI導入補助金」や「小規模事業者持続化補助金」が活用できます。対象経費や申請要件は公募ごとに異なるため、各制度の公式サイトで最新情報を確認してから申請しましょう。

追加料金を払えば、どのプランでもメッセージを追加配信できますか?

できません。追加メッセージを配信できるのは「スタンダードプラン」のみです。無料のコミュニケーションプランとライトプランは、無料通数の上限に達するとその月は配信できなくなる点に注意が必要です。

LINEのメッセージは全員に一斉送信するしかないですか?

いいえ。LINE拡張ツールの「セグメント配信機能」を使えば、年齢・性別・来店履歴などの属性でターゲットを絞って配信できます。狙った客層にだけ届けられるため、反応率の向上と配信コストの節約につながります。

まとめ:自店舗に最適なLINE予約システムを選ぼう

LINE予約システムは、約9,400万人が使うLINEを入口に、予約受付の自動化から再来店促進までを実現できる強力なツールです。ただしLINE公式アカウント単体では自動化できず、目的に合った拡張ツールの選定が成否を分けます。

選ぶ際は、まず「予約管理だけで十分か、マーケティングまで必要か」を決め、業種との相性・トータルコスト・サポート体制を確認していくのが王道です。低コストで始めるなら「ポチコ」、複数経路を統合するなら「STORES予約」、本格的な販促なら「Liny」、美容業界の実績重視なら「リザービア」といった具合に、目的別に最適解は変わります。

さらに2026年度は、デジタル化・AI導入補助金や小規模事業者持続化補助金を活用すれば、導入費用を大きく抑えられる可能性があります。2026年10月のLINE料金改定も見据え、配信コストを最適化できるセグメント配信を備えた設計を意識すると、長期的にも無理なく運用できるでしょう。まずは無料のLINE公式アカウント開設から、第一歩を踏み出してみてください。