WordPressサイトに最適!Googleカレンダーと連携できるおすすめプラグイン5選!
Googleカレンダーは無料のスケジュール管理システムとして好評で、店舗などの予約システムとしても利用されています。
ただし、Googleカレンダー単体では機能不足で詳細な予約管理が困難かもしれません。
そこでWordPressでサイト作成をする場合は、WordPressプラグインでGoogleカレンダーと連携させることで簡単に予約管理ができるようになりますのでお試しください。
目次
Googleカレンダーの予約機能はWordPressプラグインでもっと便利になる
Webサイトで店舗の広告展開している場合は、『そのサイト上で予約の空き確認と予約受付ができれば便利だ』と思うことでしょう。
エステサロンやクリニックなどに予約する際に、空き状況が分かれば問い合わせの必要がなくなりますし、その場でWeb予約できれば集客力アップになります。
そこでWordPressで運営しているサイトならば、その拡張機能(プラグイン)で予約管理ソフトを連携させ、効率よく予約管理が実践できます。
しかし『いきなりハイスペックな予約管理ツールを導入するのは難しそう』と考える方もいるでしょう。
これまで本格的な予約管理をしてこなかった方にもハードルが高いかもしれませんし、コスト面やメンテナンス面で躊躇することもあるでしょう。
そこで、WordPress上で操作の簡単なGoogleカレンダー・予約機能を連携させるのがおすすめです。
Googleカレンダーはシンプルな機能で使い方が簡単な無料ツール、予約管理ソフト導入のはじめの一歩としても適しています。
Googleカレンダーは予約システムとして使うことも可能
Googleカレンダーはネット上でスケジュール管理ができる便利なツールとして、世界中でたくさんのユーザーに親しまれています。
Googleアカウントによって、パソコンでもスマートフォンなどのモバイル端末で自在に情報共有ができますし、GoogleマップなどGoogleアプリとリンクさせて多彩な情報提供も可能です。
その利用メリットから、Googleカレンダーの予約機能を使っている個人営業や小規模企業も少なくありません。
すでにフォーマット設定が整っているので、どなたでも簡単に使うことができます。
Googleカレンダーの予約機能の使い方
- STEP1:Googleカレンダーにログイン(Google Workspaceのアカウント)して、予定作成ボックスを開きます。
カレンダー上の時間をクリックし、予定作成ボックスを開きます。
*企業向けグループウェアサービスのGoogle Workspaceのアカウントを利用すると、より利便性が高まります。 - STEP2:『タイトルを追加』に任意の予定名と記入して、その下に表示される『予約枠』を選択します。
- STEP3:日・時間帯・予約ブロックの単位を設定します。なお、その他オプションで予約枠の説明を記載することができます。
*各時間単位でも、連続する時間帯をまとめても設定可能、連続時間帯(例えば、10:00~17:00)では60分ごとか30分ごとの予約枠が設定できます。 - STEP4:最後に予約ページを確認します。問題なければ『保存』で完成しますから、そのあとに予約枠をクリックして内容確認をしてください。
このようにGoogleカレンダー上で簡単に予約システムが構築できます。
あとは予約カレンダーのURLを一般公開して、一般ユーザーからの予約受付が開始です。
予約状況は随時指定のメールアドレスに送信されますし、予約によるデータ管理も簡単です。
WordPressと連携することで利便性が高まる
基本的にGoogleカレンダーでは、予約の申し込みはGoogleアカウントを持っている人に限定されます。
Googleアカウントを持っていない方や、普段からGoogleアカウントを使い慣れていない人は利用できない・利用しにくいというリスクがあります。
また予約情報ですが、予約者のGoogleアカウント名とメールアドレス、予約希望日時ぐらいで、その他の個人情報は分かりません。
マーケティング情報としては物足りないかもしれません。
『設定枠が受け付ける予約が1つだけ』というのもデメリットで、飲食店など同時刻に複数の予約を受け付ける職場では取りこぼしが生じます。
このデメリットをカバーしてくれるのがWordPressとの連携です。
WordPressには多様なプラグインが備わっていて、予約システムの構築も得意分野です。
WordPressとの連携で予約枠の詳細設定がカスタマイズできますし、顧客フォローなどで効果的な情報管理にも1便利です。
Googleカレンダーの予約機能へWordPressプラグインを活用するメリットと注意点
WordPressにGoogleカレンダーの予約枠機能を連携させることで、Googleカレンダー単体では設定できなかった機能が拡張されます。
*Google カレンダーのイベントを WordPressで作成した サイトに取り込むには、『Simple Calendar・Google Calendar プラグイン』が簡単でクイックリーな設定方法です
*Simple Calendarのダウンロードはこちら
GoogleカレンダーをWordPressに設置するメリット
Simple Calendarを利用してGoogleカレンダーの予約機能をWordPressと連携させた場合、主な機能は次の5つです。
- 予約枠設定が細かくでき、ユーザーが月間・週間・日別ビューを切り替えできる
- イベントごとにタイトル・開始時刻を直接表示、複数日程のイベントのマーキング
- 表示する日程や詳細情報をGoogleカレンダー上で管理できる
- カレンダーのデザインや表示内容が詳細にカスタマイズできる
- ショートコードでWEBページにカレンダーを表示させる
これらの機能を利用することで、一枠ひとつの予約を複数受付できるようになります。
またGoogle Calendar Pro アドオンを使うと、キャンペーンなどのイベントを目立つようにハイライト表示して、割引内容など特典情報も追記できます。
このように、単に予約の空きをチェックするためのページにとどまらず、予約ページで戦略的なマーケティング広告が展開できるのです。
GoogleカレンダーをWordPressプラグインで使用する際の注意点
Googleカレンダーの予約機能をWordPress上で展開するメリットは大きいですが、注意すべきポイントもあります。
プライベートと一般公開との区別
設定の段階で、基本的にプライベート用カレンダーを非公開にし、サイト埋め込みの公開用カレンダーを公開モードで使い分けることが大事です。
つまり、Googleカレンダーでは仕事用とプライベートを分けて管理するように注意しましょう。
設定や入力でのヒューマンエラーに要注意
サイト上の予約システムだけでなく、電話やメールでの予約受付も行う場合、ダブルブッキングなど予約受付上のヒューマンエラーに注意してください。
また予約情報を一元管理するためにフォーマットに入力する際も入力ミスのないようにしましょう。
具体的に電話予約やメール予約、来店した顧客による次回予約は、きちんとマニュアル化しておくようにおすすめします。
WordPressプラグインを活用してGoogleカレンダーと連携させる方法
このように、GoogleカレンダーはWordPressプラグインを活用すれば、手軽に予約システムが利用できるようになり、営業力は数段アップすることでしょう。
そこでプラグインの設定方法ですが、新規にGoogleカレンダーを作成して、WordPressと連携させるだけでOKです。
大まかな手順は次の3ステップです。
- STEP1:公開用の予約カレンダーを作成する(一般公開設定)
- STEP2:WordPress上に埋め込むためのコード(iframeタグ)を取得
- STEP3:WordPressで作成したページに取得した埋め込みコードを貼り付ける
新規にGoogleカレンダーを作成する
Googleのアカウント(社用のGoogle Workspaceのアカウントが望ましい)でGoogleカレンダーを新規に開きます。
*Googleカレンダーの使用にはGoogleのアカウントが必要です。
次にGoogleカレンダー右上にある『歯車アイコン』から『設定』を開き、左側の『カレンダーを追加』を選択し、『新しいカレンダーを作成』をクリックしてください。
すると『カレンダーの設定』が表示されますから、そこに任意でタイトルを記入しておきましょう。
なお、ページ下部にある『 アクセス権限』のうち『一般公開して誰でも利用できるようにする』をチェックします。
*一般公開となるのはこの設定を行ったカレンダーのみで、他の自己カレンダーは非公開です
WordPress上に埋め込むためのコード(IFRAMEタグ)を取得
次に、『カレンダー設定』の画面の下部へスクロールすると、『カレンダーの統合』の項目があります。
そこに『埋め込みコード(iframeタグ)』が表示してありますのでコピーしてください。
後で埋め込むページにそのままコピー&ペーストします。
なお、『カスタマイズ』と青い文字がありますが、外観に手を加えたい場合はここから入って、カスタマイズをしてください。
*カスタマイズをクリックすると、自分のGoogleカレンダーのすべてが表示されるので、『表示するカレンダー』だけを選んでカスタマイズしてください。
『カスタマイズ』を利用すると、複数の公開用カレンダーの同時表示できます。
例えば音楽スタジオのようにいくつかのスタジオがある場合、Aスタジオ・Bスタジオ・Cスタジオと枠を設けて、1つのカレンダー内に表示させることができます。
WordPressで作成したページに取得した埋め込みコードを貼り付ける
WordPressで作成したページに、取得した埋め込みコードを貼り付ければ完了です。
WordPressのページに管理画面からカレンダーを埋め込む方法
記事作成の編集ページの左上にある『+』のアイコン(Add block)をクリックします。
表示されたページの中央部にある『フォーマット』を広げて、その中の『カスタム HTML』をクリックすると、右側に『カスタム HTMLコードを追加します・・・』がアップします。
そこに埋め込みコードをコピー&ペーストしてください。
*WordPressテーマのファイル内であれば、コピー&ペーストしたiframeタグをそのまま貼り付けることができます。
なお、貼り付け場所を調整したい時はCSSで位置やサイズの微調整することができます。
全ての設定が済みましたら、あとは『テストスケジュール』のページでカレンダーを保存して公開完了です。
カレンダーに予定を入れて表示されるか確認
以上の手順でホームページに貼り付けたGoogleカレンダーが反映されます。
実際に予定を書き込んで不備がないかを確認してください。
なお、細かくGoogleカレンダーをカスタマイズしたい場合は『Google Calendar API』などのツールを利用して、より利便性を高めるカスタマイズをしてみましょう。
連携させるのにおすすめのプラグイン5選
Googleカレンダーの予約機能を効率よく活用するには、WordPressプラグインを適切に選ぶ必要があります。
プラグインは無料・有料でいろいろリリースされていますが、利用度の高いSimple Calendarの他に、人気プラグインとして次の5つを紹介します。
WP Booking System
WP Booking Systemは、WordPressプラグインで一番オーソドックスな予約管理システムです。
ほんの数分の設定時間で、すぐに利用できるのが特徴で、今すぐ始めたい人には最適です。
予約の申し込みもワンクリックで可能。
別荘やレンタル系の予約には利便性の高いカレンダーで、分割・日割・週割・月割が選択でき、複数の時間枠を表示することが可能です。
Appointment Booking and Online Scheduling
Appointment Booking and Online Schedulingは日単位・時間単位の予約枠が設定でき、細かな時間設定も可能です。
なお期間・価格を自由に設定できるのが特徴で、自動価格計算やスパム防止機能など、営業にプラスとなる機能が備わっています。
なお、有料プランではオンライン決済機能など利用メリットの高い機能が利用できます。
Event Organiser
Event Organiserはイベント用カレンダーとしての機能に加えて、リストやクレジットカード決済、予約フォーム、Googleカレンダーとの連携など、多彩な機能を搭載したカレンダーです。
なお、サイドバーやフッターに表示させるミニカレンダーの表示方法もあり、ページのレイアウトが簡単にできるメリットもあります。
Events Manager
Events Managerもセミナーなどのイベント予約に適したプラグインで、Googleマップと連携してイベント会場を明記させるのに便利です。
また顧客管理機能が備わっていますので、後日のフォローに役立つでしょう。
レイアウトのカスタマイズがしやすいのも特徴です。
The Events Calendar
The Events Calendarの特徴はオンラインとオフラインの両方に対応する予約システムで、Googleマップとの連携とアクセスビューのレポート分析の機能が付いています。
スクールや商業施設のイベントにも便利で、イベント検索やキャンセル・延期の自動通知など、使い勝手の良い予約システムに仕上がっています。
まとめ
WordPressのプラグインは使い方次第でWebページの表現力がいくらでも高まるWeb作成には欠かせないフォーマットです。
その拡張機能でGoogleカレンダーの予約機能を有効利用するのは良い手段です。
まずはWebサイト上で予約管理をはじめてみようという方に適しています。
なお、利便性と集客効果を高めるためには、カスタマイズや周辺システム(Simple Calendar)を使ったプラグインを使って工夫する必要があります。
上記で紹介したWordPressプラグインを利用すると、より自社に合った予約管理ができるので検討してみてください。
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