【2024年版】予約管理システム比較

個人事業主におすすめの予約システム5選!

公開日:2021.12.22 更新日:2024.03.08

個人事業主は大変です。ご自身の経営する企業の経営はもちろんですが、日々の運営やこれからの発展を目指した集客まで、その全てに気を配らなければなりません。

それも、そのどれに対しても細部まで配慮する必要があります。どこか手を抜いてしまった運営では、将来の企業の発展は望めなくなってしまいます。

とはいえ、忙しい事業主には、1日の時間が足りないと感じるほどでしょう。

そんな方に、細部に至る配慮まで手助けしてくれる予約システムをご紹介します。

 

個人事業主が予約システムを設置するメリット

予約システムといえば、単に予約を受け付けるシステムと思っているのでしたら、それは少し古い考え方といえましょう。今では、予約システムは単に予約を受け付けるだけのシステムではありません。

というのも、予約というのはしっかりと分析できれば、店や企業の発展にかなり役立てられるからです。

例えば、サロンで予約を受け付けている場合を例にご紹介します。1人のスタッフがとても人気で、予約が取りづらいとしましょう。

しかし、実際に予約状況をしっかりと確認してみると、土日の昼頃など、決まった時間は予約が集中しやすい。

一方で、それ以外の平日の午前中などは意外に予約がとりやすいという場合。予約が入る際とそうではない際のギャップが多いため、スタッフの人員配置に考慮する必要があります。

また特定の施術、例えばカットのリクエスト予約が集中しやすいスタッフと、パーマが集中しやすいスタッフは別にいるなど、求める技術によって予約状況が変化しやすい場合もあるでしょう。

このように予約を見返してみることで、単に予約が集中しているというだけでなく、そこに隠された様々な事情が浮き彫りとなります。事業の発展を考えれば、この予約状況から見える部分を改善することでさらに事業の拡大を図ることも可能となります。

しかし、忙しい個人事業主は、それを確認して吟味する時間はありません。それ以外にすべきことが多く、手が回らない。こんな問題点は個人事業主なら誰でも生じるものです。

予約システムは、単に予約を受け付けるだけではなく、分析することで見えるポイントを明確にし、また顧客へのリマインドメールなど手厚いサポートまで対応できます。それもこちらから指示せずとも、自動的に対応してくれるのです。個人事業主の痒いところにさっと手を伸ばしてくれる、そんなサポートが充実しています。

 

個人事業主が予約システムを設置するデメリット

予約システムを設置することで生じるデメリットもあります。導入した個人事業主の声として多いのが、予約システムにかかる経費が高額で、経費に見合った利便性を感じられないというものです。

有料タイプでも無料タイプでも、それぞれにメリット・デメリットがあります。ただ、やみくもにメリットだけを鵜吞みにしてしまうと、ご紹介したような費用面でデメリットを感じてしまいます。

大切なことは、有料であっても無料であっても、今の事業と比較して必要な機能を過不足なく備えているかを検討するということ。個人事業主として、自分の事業にそった予約システムをしっかり吟味すべきといえます。

もう1つのデメリットは、導入後ある程度はメンテナンスが必要ということ。設定や確認、保守点検などのメンテナンスは必要です。またこうしたことが、利用する顧客側の安心感にもつながります。

もしシステムなどに対する知識がないという場合でも、既存の予約システムを活用すれば、システム運営会社がメンテナンスに対応してくれますから、負担も軽くなります。

 

予約システムを作る方法

Googleカレンダーの利用

簡単に作成する方法としておすすめなのが、googleカレンダーです。ご自身の持つ端末機器内にあるgoogleカレンダーを活用して、顧客の来店予約などを管理することができます。

まずは、予約システム用にgoogleカレンダーを用意します。プライベートなものとは別に、新しくカレンダーを作成しましょう。

次に予約を受け付けるためには、どこが予約可能なのか、時間帯を決める必要があります。予約できる営業時間帯を、googleカレンダーの詳細設定から選択して、予約枠を作ります。

店休日などは予約を受けられませんから、こちらも設定して閲覧できる状態にしてから、googleカレンダーのURLを公開すれば、予約を受けることができます。

googleカレンダーを利用した予約システムの作成方法は、こちらでさらに詳しくご紹介します。

予約システム作成ツールの利用

googleカレンダーを活用して予約を受け付けるとしても、来店日時のみを把握するだけでは足りません。

例えばスタッフを選べるとか、コースを選べるといった予約の際の選択枠も設定したいところ。さらに、予約を個人事業主側だけでなく、予約した顧客側もわかるようにリマインドメール送付もできる方が、顧客側の安心度は高まります。

こうした点を踏まえると、googleカレンダーの予約枠設定だけではなく、予約システム作成ルールを活用した細部まで配慮できるようにする方が、個人事業主・顧客、双方の利便性が高まります。

ご紹介したリマインドメールはもちろんですが、業種別のテンプレートや既存のgoogleカレンダーとの連携など、利便性の高いシステムを活用することで、予約システムを更にレベルアップさせることができます。

この他予約システム作成の詳細については、こちらも参考にしてみてください。

予約システムを選ぶポイント

予約システムを選ぶ際には、何を基準にするか、ここをポイントにして吟味することがおすすめです。

例えば、予約受付だけを望むのか、顧客へのリマインドメールも必要なのか。

サービスの内容はしっかりと確認することが大切です。

インターネットを活用する以上、有料・無料の選択では、どうしても無料ツールの方がお得な気がします。
有料にしても、必要性のないサービスばかりで持て余してしまう可能性を心配することもあるかもしれません。

有料だからこそ得られるサービスもありますが、必要か不必要かは、個人事業主によって違います。

逆にそこまでの必要性を感じられないなら有料ではなく、無料のもので十分です。
無料ツールを使ってみて、機能に物足りなさを感じてしまったときに有料サービスに切り替えるのも1つの手段です。

まずは予約システムそのものの機能をじっくりと比較して検討することです。
どんなシステムがあるのか、また無料から有料への切り替え、その逆の切り替えが可能かの確認もおすすめです。

予約システムを選ぶ際のポイントは、こちらでも詳しくご紹介しています。

個人事業主が利用しやすい使用事例6選

サロン・美容室

ネイルやエステ等のサロンや美容室では、施術の際途中で手を離せないことも多々。とはいえ、予約の連絡は決して漏らしたくないものです。

予約システムなら、施術の手を離さずに、予約に対応できます。施術にも集中できるうえ、予約の取りこぼしも防げます。

トレーニングジム

パーソナルトレーナーなどの個人事業主なら、マンツーマン指導が中心となります。指導の最中にはもちろん予約を受けられません。しかも、トレーナーはジムでの指導以外にも、顧客ごとのトレーニングメニューを考慮しなければならないなどの業務もあります。

予約システムなら、予約はもちろん、顧客へのリマインドメールから予約検討まで行ってくれますから、業務の負担を減らせます。

整体クリニック

施術の合間に予約を受けていると起こりがちなのが、ダブルブッキング。忙しい合間に予約を受けていると、気をつけていても起こってしまうものです。

予約システムなら、そんな心配はありません。予約が重ならないうえに、事前の設定によって無理のない施術リズムを作れます。自身にも顧客にも優しい環境を整えることが可能です。

スクール

スクールでの予約受付の場合、グループスクールなど人数制限する場合も。予約の際に、あと何人予約できるか、確認しながら受け付けなければならないため、確認作業がかなり大変になります。

予約システムは、あと何人可能かということも把握しながら自動で予約受付してくれます。またキャンセルが出た場合でも、すぐに新しく予約を受けられるようにするなど細やかな予約も可能です。

 

士業(医師・薬剤師)

電話予約では、午前中など一定の時間に集中しやすく、患者側が希望の時間に予約出来ないだけでなく、電話がつながらず予約すらできない場合が多いもの。

その点予約システムなら、通話中ということがありませんから、予約をする側のストレスがなくなります。

また個人事業主側も新たに予約受付用に人員配置する心配がなく、今来院している患者の対応に集中できます。


飲食店

予約の状況によって従業員の人数や配置を検討することも多い飲食店に予約システムは最適です。

24時間いつでも予約受付可能で、店舗に人がいなくても予約を受けられるため、予約の取りこぼしがなくなり、忙しい時間帯の電話対応負担が少なくできます。

個人事業主が使いやすい予約システム5選

RESERVA(レゼルバ)


RESERVAは、個人事業主側が先にスケジュール管理を行い、顧客の予約時間を選択できるタイプ。顧客側は自由に予約時間を指定することができます。

またどのスタッフにお願いするかなども、顧客側で選択可能です。

月額プランは無料から有料までありますが、顧客管理を望む場合は有料プランがおすすめです。

STORES予約(旧Coubic)


STORES 予約(旧Coubic)は、予約管理業務はもちろん、予約の空き枠の管理、予約を希望する顧客との日程調整や予約確認メールの送信も可能であるうえ、顧客が自由にスタッフや時間を予約できる機能もあります。

googleカレンダーとの連携も可能で、システムのバックアップなどセキュリティーも充実した機能を保有しています。

料金プランは無料から有料まであり、サポートの手厚さによって金額が変わります。

tol(トル)

パソコンを開かずとも、タブレットやスマホで利用可能なtolは手軽に利用できる利便性の高さが魅力。

個人事業主側がスケジュール管理をし、その後顧客が予約時間を選ぶといったタイプなので、顧客側にとっても簡単で利便性が高い予約システムです。

LINEとの連携可能で、料金プランも無料と有料タイプがあります。

Goope(グーペ)


作成したホームページ上に予約フォームを組み込むことができるGoopeは、オリジナルデザインなども多く、様々な個人事業主のコンセプトに対応可能です。

料金プランは有料ですが、お試し無料期間があるため、使い心地を試すこともできます。

ResKa(レスカ)


ReaKaは、googleカレンダーとの連携も可能ですが、何より顧客側の利便性の高さが魅力。お客様情報を登録することで、誰でも簡単に予約が可能です。

リピート率から集客情報管理もでき、個人事業主の負担を軽減できます。

 

まとめ

顧客の利便性と個人事業主の作業効率を検討すれば、予約システムは、双方のニーズを満たすシステムといえます。
ただし、自身で作成するか、既存のものを導入するかによって、その利用方法は大きく変化します。

利便性の高さは単に無料・有料のタイプ別だけに限りません。

無料であっても個人事業主の欲しいと思う機能を備えた予約システムは存在するため、料金よりもまず、どんな機能が必要なのかをしっかりと吟味して選ぶことが大切です。